花咲あさひ の 心神とともに。古神道と和の仕組の復活への道

感謝・反省・謙虚・奉仕・素直・勇気・結び・歓び・怒りあと1つの心柱は?
観世音菩薩は裸足で山を飛び出して行きました。

人口減少がもたらす神社神道と現代仏教

2016年11月19日 22時04分45秒 | 謙虚の心柱

 

こんにちは。先日,上賀茂神社から式年遷宮への参列記念品として上賀茂神社の象徴でもある立砂と細殿を刻印したクリスタルの置物を頂戴いたしました。正しくは文鎮らしいですが,私は神棚にお祀りしております。上の画像は,昨年に斎行された第42回上賀茂神社式年遷宮の翌日,早朝に宿泊施設から撮影させて頂いた写真です。右に見える鉄塔のような建造物は通信塔で京都府警です。とても綺麗な朝日でした。又,昨日は,知人の誕生日でしたので,久しぶりにメールを送信しましたら私のことを忘れずに憶えていてくれました。人との縁と云うものは本当に不思議で,地球上には70億人以上の人々がいると云うのに,自分の一生で出会える人は,ほんのわずかでしかありません。元々は茶道の言葉であったようですが,一生に一度の出会いは一期一会でもあります。

さて,昨日は,仕事で少し離れた禅宗(曹洞宗)のある寺院へ訪問させて頂き,住職さんといろいろなお話をさせて頂きました。とてもサッパリとしている住職さんで見栄を張らず,気さくの良い住職さんでした。私も初めてお会いさせて頂く住職さんでしたがお寺に着いて本堂へ参拝を済ませ寺務所へ向かう途中に草刈りをされている方がいて,方丈さんにお会いしたいのですがと声を掛けるとその草刈りをされている御方が住職さんでありました。(曹洞宗や禅宗系の寺院では住職さんを方丈「ほうじょう」と呼びます。)本堂の屋根の素晴らしさに思わず「いや,この屋根は凄いですね」と話すと嬉しそうに「そんなことはないよ。でも斜めから観るとすごいよな」と話されていました。あのような鋭くとがったよ云うな先端は奈良にある室生寺(灌頂堂)以来です。「どのこ大工さんでしたか」と聞き返すと「これは岐阜の大工さんだよ」と教えてくれました。そして,帰りがけには,門前で農業を営む檀家さんから大根と御芋を頂戴しました。有難う御座いました。今度,永平寺に参拝させて頂く日がありましたら御線香を御土産にさせて頂きます。私の住む地区では,先ずあのような屋根の形状を出せる大工さんもいませんし,寺院も存在しません。神社でも鋭くとがった先端を見ることは出来ません。本当に素晴らしい本堂を見させて頂きました。本堂の話はその辺で終え,仕事の話も含めてお話をしていると,その住職さん曰く,あと30年もしたら日本の仏教寺院は大きく変わるという趣旨の話をされておりました。つまり,人口の減少とお寺の跡継ぎの問題と資金難の影響で大きな寺院が地元の小さな寺院を吸収し合併するようになると真剣に話されていました。確かに,その通りであります。日本の人口構造や檀家の減少から云ってもそのようなことが言えると思います。

しかし,私は,もう少し厳しい状況があと10年もしない内に到来すると感じていますが,住職さんの言われる話も頷けます。まだお寺は経済的収入を得る手段が多少なりともある環境でありますが,神社の経営難は実に厳しいです。私たちが考えているよりも余程深刻な状況にあるのです。神社の主な収入源と云えば,御祈祷です。それに寄付金や御札や御守り,そして御賽銭ですが,大きな神社は別としても地域に御鎮座される氏神神社や小さな神社では,神職さんの給与や巫女さんの給与を支出すると大変厳しい環境で運営されております。経済が成長軌道にあるころは寄附金もどんどん集まりましたが,やはり,経済が低迷し,人が参拝に来ることが減ると神社の収入は激減して行きます。冒頭でご紹介させて頂いた,上賀茂神社も決して例外ではなく,今般の式年遷宮に必要な資金は数十億円ですからその膨大な資金を集めるには大変な苦労が伴ったのではないでしょうか。その資金を捻出する為に,本来は絶対禁足の地や本殿,重要な施設への入場を認めていらっしゃるようでもあります。神社寺院の運営費を稼ぐためにです。

私もリスクマネジメントを駆使して皆さんで知恵を出し合いお手伝いをさせて頂いておりますが,研究すればするほど可笑しなことに出くわし信仰とかけ離れて行く想いが多くあります。特に私は古神道ですからその様な想いをなすことが強いのかも知れません。これまでもブログで書かせて頂いて来ましたが古神道とは太陽や地球,山や川,海や森などの大自然と自然に感謝することと祖霊を丁寧にお祀りすることです。これに尽きると云っても言い過ぎではないと思います。またこれにはあまりお金は関係ありません。

無縁とまでは言えませんが,身の丈にあったものです。要は,気持ちがあれば誰にでも,直ぐにでも毎日出来ることです。難しいことも,複雑な言葉も入りません。ただ素直な気持ちを以て感謝するだけですから。しかし,奈良時代以降の神道はとにかくお金がかかります。その一番の理由は,建物にあります。建物を建築する際の建築費用が異常なくらい高すぎます。それは現代でも同じです。私たちが住んでいる一般の住宅を建設場合と比較すると坪単価4倍から5倍以上します。なんでこんなに高いのかと云う理由に実は根拠はほとんどありません。私も本堂などの復興事務局を担当させて頂きましたから良く知っていますし,内容も理解できています。もう,立派な御殿を建築する時代でもなくなって来ています。次の次世代が,その立派な御殿を維持管理できるのかを考える時期になっています。私がよく住職さんへお話させて頂く簡単なリスクマネジメントの手法があります。参考になれば幸いです。

お寺であれば,先ず,今の檀家総数と総世帯を明確にして行きます。その次に,檀家を継ぐ祭祀継承者(つまり墓守)の人数を計算します。神社であれば,氏子総数と氏子世帯です。そして全国に存在する崇敬者を算出して行きます。その人たちで次の時代,神社やお寺を運営護持して行くことになるのです。ここの部分を見落とし,今の世代で計算及び算出すると次世代の負担は増すばかりですし,境内は荒廃するばかりになってしまいます。これでは神様,仏様をお祀りする場所としては本末転倒です。これからはもの凄い速さで人口が減って行くのであります。しかも,女性は嫁ぎますし,男性と女性は半分しか存在しません。つづく。拝


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