かおばなの花通信

   趣味の写真(花の写真多し)や日々の出来事を綴ります。

クサアジサイ

2005年08月15日 17時18分05秒 | 


山道で紫陽花に似た花を見つけた。
薄紅色の両性花は直径5~7㎜で可愛い、装飾花(中性花)は萼片の変化したものとある。

普通の紫陽花は木本だがこの草紫陽花は名前どうり草本(野草の仲間)である。

今までにも何度か見ているはずだが、今回図鑑で調べてみて草本であることを初めて知りました---(^^;

ナガバノイシモチソウ

2005年08月14日 22時49分49秒 | 


今日は、豊明市のナガバノイシモチソウの自生地に行って来ました。
この自生地は普段、保護の為フェンスに囲まれているので見ることはできない。

このナガバノイシモチソウの開花に合わせて公開日が決まっている。
今日が最終日だったのを思い出した---



ナガバノイシモチソウはモウセンゴケと同じ仲間で食中植物です。
長い葉っぱにネバネバのタンパク質を溶かす粘液を分泌していて
このネバネバに小さな虫を絡ませて捕まえる。
(ハエ取り紙の原理ですね---でも今時ハエ取り紙は使わない?)



聞くからに恐ろしげな食中植物ですが、ピンク色の花はとても可愛いですよ。
案内の先生も優しく説明してくれるので、やっぱり毎年来てしまいますね---(^^)

ミズタマソウ

2005年08月13日 23時29分15秒 | 


山道を歩いていたら水玉草が逆光を浴びて光っていた。

ミズタマソウは細かい、白い毛におおわれた、球形のの果実をつけますが、
これが露をあびてできた水玉のように見えるところからつけられた名前です。

果実も花も非常に小さいので見落としやすい植物です---

キツリフネ

2005年08月13日 08時06分27秒 | 


昨日は午後から山の方にドライブに行ってきました。
山道でものすごい豪雨になった---(^^;
五平餅の店で雨宿り、五平餅とところてんを食べてきました。

ところてんは最近テレビで健康に良いという放送があった為か、近くの
スーパーでも売れ切れて置いてないようだ。

キツリフネの花が咲いていた、キツリフネやツリフネソウはホウセンカの仲間で
熟した果実にさわると、果皮が急にはじけて種子をはじきとばす。

釣舟草の名前の由来は---
細い花柄の先につり下がって咲く花の姿を釣船(つるして使う釣花生けの
中で舟形をしたもの)にたとえたものだそうです---

ヘクソカズラ

2005年08月10日 05時57分38秒 | 


かはらふぢに 延(は)ひおぼとれる 屎葛(くそかづら) 絶ゆることなく 宮仕えせむ

                    高宮王(たかみやのおほきみ)万葉集より

この花、万葉集には一首だけしか詠まれていません。
やはり名前がいけないのでしょうか?

「カワラフジにまといつくヘクソカズラの蔓が冬枯れしても絶えることが
ないように、わたしも真面目にせっせと宮中に仕えます」

というのが歌の意味ですが、この作者が、人に嫌われるクソカズラを
あえて詠んだということにサラリーマン(宮仕え)の哀悲を感じてしまうのは
僕だけでしょうか?



よく見ると可愛らしい花です。
アサガオのような白い小さな花は、真ん中に紅をさしています。
ヘクソカズラではかわいそうですね---(^^;

でも、よくしたもので、優しい名前で呼んでいるところもあります。
サオトメバナ---
これならきれいで可愛らしい気がしますね---(^^)

花の中央が赤く、お灸のあとに似ているのでヤイトバナとも呼ばれているようですね---

校舎

2005年08月07日 11時21分35秒 | 風景


急な階段を登るとそこは何年か前に廃校になった小学校だった。
ここは映画のロケに使えそうなノスタルジーを感じさせるシチュエーションだ。



二宮金次郎さんの銅像が、もう誰もいなくなった校庭の片隅でさみしそうに立っていた---



校舎も昔の雰囲気を伝えていてとても懐かしい気持ちになった---



もう開けられる事のない教室への扉には”立ち入り禁止の”貼り紙がしてあった。



子ども達が歓声をあげて遊んだであろう滑り台とジャングルジムが
郷愁をくすぐる---



滑り台の下に白い花が見えた、近くに寄ってみるととても綺麗な山百合の花だった。

山百合もありし日の校庭を思い出しているんだなぁとふと思った---

空蝉

2005年08月02日 05時51分51秒 | 自然


東海市にある「しあわせ村」に行ってきました。
ここにはプールもあって夏休みの子供連れの家族で賑わっていた。

今年はクマゼミが大繁殖しているという記事を読んだような気がするが
この木には30匹以上のクマゼミが止まっていた。



やっぱりセミが鳴いていると夏だなぁという気がする。



もちろんアブラゼミもいる、子供の頃から一番慣れ親しんだセミだと思う。



セミの抜け殻もいっぱい見つけた。

そういえば源氏物語に空蝉という女性が出てきますね。

空蝉の身をかへてける木の下に なほ人がらのなつかしきかな

「蝉が抜け殻を残して去った木の下。
薄衣だけ残して姿を消したあなた。なつかしい移り香が残るだけ---」

光源氏が人妻の空蝉に送った歌です。
しかし光源氏も罪深い男だね~

空蝉は源氏の、その手紙には返事はせず、ただその余白に書きつけた。

空蝉の葉に置く露の木隠れて 忍び忍びに濡るる袖かな

「蝉の羽の露が木がくれにみえぬように、わたしも人に知られず
ひっそりと泣いていますわ---」

古い歌を心まかせに書いたが、それを源氏はしるよしもなかった。



コブシの木にピンク色の実がなっていました---

サギソウ

2005年08月01日 06時03分20秒 | 


庭のサギソウが咲きました。
去年鉢植えで買ったのですが、今年は去年よりも花付きが良い。

出来れば自然に咲いているサギソウを眺めていたいのだが、
これはこれでとてもきれいだなと思う---



それにしてもサギソウは神秘的な姿をしている。
白鷺が飛んでいる姿にそっくりである、自然の造形はすばらしいなぁと思う---