細見美術館は 先週から「杉本博司展」をされている。
杉本博司さん 世界的な現代作家であり、
ニューヨークで古美術商をやっておられたそうで、
日本美術にも大変造詣が深く、
現代的なお茶室をつくったり、文楽を演出したりされている。
今回の細見美術館では 杉本コレクションで27の床飾りをつくられた。
「婦人画報」の連載で 杉本さんが 各界の著名人をもてなすために、
毎回そのゲストにふさわしい掛け軸と置物を選んで構成されたものを
再現された。
雑誌の連載は毎回見ていたけど、本物を見るとやはりすごい迫力と美しさ
そして、今回、美術館会員のみ 杉本さんがご亭主のお茶会に参加することができた。
下の屏風は 「月下紅白梅図」
こちらの床に飾ってある掛け軸は 「華厳滝図」 杉本さんの写真のお軸。
実物の杉本さんと ご一緒できて感激
とっても気さくで 普通のひとだった。
でも、作品は 普通のお茶の世界とは 発想がかけ離れていて
若い人も多く、素晴らしいものだった。
今までのお茶の世界を 切り開く・・というか、
価値観をひっくり返すというか・・
千利休の出現も こんな感じだったのかと ふと思った。
機会があれば 杉本文楽も観てみたい。