テレビのドラマやバラエティー番組を ほとんど観ない。
NHKのニュースと たまにスポーツ中継、 たまに大河ドラマを見るくらいだ。
そんな私の好きな番組は。。。
これまた たまに見るNHKの「ファミリーヒストリー」。
ご存知の方も多いと思うが
有名人の両親や祖父母など そのルーツを遡って調べていく番組だ。
この番組を観てると 毎回、胸が熱くなり
必ず泣いてしまう。
今回は 坂本龍一さんの ヒストリーだった。
いつも観ていて思うのは
有名人の方・世に出てくる方は
やはり たくさんのご先祖様の素晴らしい遺伝子を受け継いでおられるということ。
私を含めて どんな人にも
たくさんのご先祖様がいて
そのキャラは 千差万別。良い人も悪い人も、
良い人生も悪い人生も様々だ。
そんな遺伝子が 少しずつ少しずつ集まって自分を作り上げている。
どのご先祖様も 一生懸命、人生を生きてきただろうし
どの人が欠けても 自分は存在しなかった。
そんなことなどを思うと いつも自然に涙が溢れる。
そして この番組でよく出てくるのが
墓地やお墓。
半永久的な石というものに 故人の名前を刻み、
生きていた証にしたお墓。
たった一行の、名前と没年月日と亡くなった年齢・・
その背景には 愛や喜びや悲しみや諸々のことが
詰まった それぞれの人生が広がっている。
自分のルーツを知る手掛かりになっている。
今、「墓じまい」といって 簡単に先祖のルーツを葬り去ることが
ブームみたいになっているけど
情緒のないことだと 憂う。