久しぶりと言い合うほどに習慣づいている。クセになっている。
習慣やクセはどうやったら治せるだろう。
カオリです。
***
「守れない約束でもいいから」
そう言って、私はドアを閉めた。
部屋へ来ると必ず始発の時間に帰る男は
私に少し先の夢さえも持たせてはくれない。
「真奈美といると普段を忘れられるんだ」
グラスを持ったまま触れる冷たい唇も
「真奈美の胸は僕の手のひらと相性がいいみたいだ」
笑いながら確かめるその両手も
「真奈美は次、どうしてほしいのかな?」
頭ごと引き寄せて、いたずらっぽく見つめる瞳も
私のものではない。
私のものにはならない。
カーテンをずらして現実に戻っていく男の後ろ姿を見送る。
朝霧・・・。
いつの間にか、楽しいはずの夏は過ぎ。
どうやら、秋が近づいてきているようだった。
TB:フジコの黄色い部屋 夕立
習慣やクセはどうやったら治せるだろう。
カオリです。
***
「守れない約束でもいいから」
そう言って、私はドアを閉めた。
部屋へ来ると必ず始発の時間に帰る男は
私に少し先の夢さえも持たせてはくれない。
「真奈美といると普段を忘れられるんだ」
グラスを持ったまま触れる冷たい唇も
「真奈美の胸は僕の手のひらと相性がいいみたいだ」
笑いながら確かめるその両手も
「真奈美は次、どうしてほしいのかな?」
頭ごと引き寄せて、いたずらっぽく見つめる瞳も
私のものではない。
私のものにはならない。
カーテンをずらして現実に戻っていく男の後ろ姿を見送る。
朝霧・・・。
いつの間にか、楽しいはずの夏は過ぎ。
どうやら、秋が近づいてきているようだった。
TB:フジコの黄色い部屋 夕立
愛の言葉がしみてきます。
TBありがとう♪
ホントはね、
姐さんみたいに情景を連ねたかったんだけど
それだけじゃ、言いたいことなんにも表せなくて
結局部屋の中のお話になっちゃったよ。
朝霧なんてちょっとしか出てこない(苦笑