出産レポ 〔３〕

２度目とはいえ「あの痛みに再び耐えねばならぬのか」と恐怖でいっぱいだった出産。

「痛い。痛いのは間違いないが、本当に痛いのはほんの少しの時間だし、終わってしまえば忘れてしまうような痛みなのだ。だからがんばれ」

と自分に言い聞かせながらすすめた出産。

それがやっと終わって、

「あぁ、やっと会えたね」なんて赤子との対面をしていたのに。



下半身方面、なんか様子が変。



助産師さんが腹の左上を揉みだした。


カンガルーケアどころではない。
赤子は旦那が抱き、私はされるがままに。


助産師＆医師の会話が聞こえてくる。

「胎盤が出てくる様子がない。もう入り口の収縮が始まっちゃってるからひょうたんみたいになって出なくなる。引っ張り出すしかないな」



は？