★ 危険なカオリ ★(日記)

2006/8/20生まれの長男・コウ
2009/6/29生まれの長女・マキ
  ★育児してます★

鈴虫と西川君

2005-09-09 00:04:37 | 今日のカオリ
この距離はハナレバナレと言うんだよ。
カオリです。

***


中学の3年間、同じクラスだった西川君は
私にとって大事な人でした。


背が高くて、ひょろりと白くて、冷え症で花粉症で
運動が得意なわけでも、リーダータイプでもなくて
要はモテない男の子でした。


ただ頭が良かったので私は話していて楽しかったし、
私が知らないようなことも教えてくれたので、
(それはオススメのラジオだったり、深夜番組だったり、
CDだったり、ハンズで売ってる文房具だったりした)
自由に席を決めていい時は、隣り同士に座ったほど。
(おかげで通知表に「授業中の私語が多い」と書かれた)



私は女の子同士で群れるのを嫌っていたし、
学級委員で優等生で浮いた存在だったので
中学生にありがちなからかいも受けませんでした。



当時モテ期の絶頂だった私に彼は

「サッカー部の○○から、誕生日プレゼントに何が欲しいか聞いてって頼まれたんだけど・・・」


「バスケ部の○○先輩が部活終わったら公園に来てって伝えて欲しいって」

と伝言役も。
(以来、私のモテ期はどこへ?)



「好きな人はいるんでしょう?」

との問いには、恥ずかしがりながら、私とは正反対のおしとやかできれいな女の子の名前を挙げました。

私はそこらへんの女の子と同じように、かっこいい先輩に憧れていました。



何度か家にも遊びに行ったことがあり、
彼の部屋のこだわっているらしいオーディオセットや
お母さんが焼いてくれたパウンドケーキは今でも思い出せます。
(何のために行ったのかは覚えていない。
 そして、お母さんは私を特別なガールフレンドだと思っていたらしい)



その当時から「タイムマシンを作るんだ」と語っていた彼は
アメリカの大学へ進み、卒業後も数学の研究をしていたようです。


一時帰国の際には

「英語で教壇に上がることもあるんだよ。
 専門用語を覚えるのに苦労したな」

と。


結婚の報告の後、新居に遊びに来てくれた時には

「ここが愛の巣なんだねぇ」

と感慨深そうに。
でも一緒に来た当時の彼女に結構気を使っていたものです。


「得意だった数学の試験を白紙で提出したことあったよねぇ」

とからかうと、

「そういう年齢だったんだよ」

と、照れ笑い。





もう何年も連絡をとっていません。

今頃どこで暮らしているのやら。



秋の夜長に鈴虫の声を聴きながら、
西川君を思い出してみたり。。。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
西川く~ん (d-pop)
2005-09-09 10:29:15
緊張してきをうしなっちゃってあう~

あるあるさんとこの探検隊をってやっていたりして・・・。



>背が高くて、ひょろりと白くて、冷え症で←ここまでd-popと似てる

花粉症で←幸いにも花粉症ではないがアレルギー性鼻炎。

運動が得意なわけでも←そうです。

リーダータイプでもなくて←学年委員とかやってましたからここは違うな。



要はモテない男の子でした。

要はって・・・・。



返信する
あはは (カオリ)
2005-09-13 00:27:54
*ポップクン

う~~ん書くと似てるけど、ちょっと違うかも。

もっと変わりモノっぽい感じ。



学年委員だったのね。そして冷え性!?

カオリとおんなじ、おんなじ。





返信する