やりたいことは
やっておくベキダ!!
と言われて
いくつかあるのだが
ひとつ
思い出したコトガある
小さい頃
母の実家が福島の山の中だったタメ
ムシが好きだった
中学の吹奏楽部のコンクールのアトは
真夏の夜に学校に帰ることになってイタので
必ずヤツラが群れをなし廊下を爆走している
そんな一軍をみつけた後輩たちは
ホシノ先輩
でました! コチラデスッ!
と叫ぶ
ムシが苦手じゃなかったのは
ワタシと他にもう一人
Oというユーホニウムを吹いてイタ子
木管楽器の教室はワタシ
金管楽器の教室はO
ふたりで退治すべく
走りまわってイタ
そのくらい
ムシとワタシの思い出は数ある
この話は
ライブでもしたことがアルが
七色のトンボの大群の
幽霊をみたこともアル
襲われかけたので
さすがに怖かったが
やっぱりそのアトも
ムシは得意な方だった
福島ではなく
茨城の実家で
小学生の頃
公園でカマキリの卵をみつけた
セミやトンボは
福島に行くときに毎回採ってイタけど
カマキリはワタシの中で
貴重な存在だった
コオロギとかを入れる虫かご?
がアッタのだが
(そうコオロギも買ったりしてイタ)
その中に入れて
玄関の外に置いて
孵化するのを楽しみに
毎日観察してイタ
今日はどんな感じカナ?
と
学校から帰ってくると
玄関の外におかれた
カマキリの卵をみて
にんまりしていた
孵化する瞬間を
この目でミルのだ!
ワタシが母親だ!
(カマキリはひよこではない)
そんな想いを馳せて
ある日
ランドセルをせおって帰ってきたワタクシは
ドアの前で
異変に気が付いた
あれ?
虫かごがない…!!
その日は母が
仕事が休みの日だったので
学校から帰った時間帯にも
母は家にいた
だから真っ先に
母に問いただす
お母さん
カマキリがいない…!
と
数秒の間もなく
というか食い気味で
あんなの外にすててきたヨッ
と返ってきた
若干キレ気味だった
ええええぇええぇええぇえぇええッ
思春期の頃も
反抗期しっかり迷惑をかけたワタクシだが
その当時は反抗期にはまだ早い時期
早い時期だッタのだが
あと一歩でグレると思ったくらい
カマキリの卵は
当時のワタシからすると
ぷーさんの蜂蜜くらい
ミニーちゃんのリボンくらい
ドラえもんの四次元ポケットくらい
クリリンのおでこの星くらい
そうとう大事なモノだったのでアル
なんですてたの!?
ふくれっ面で
理由を問うワタクシ
そんなチビッ子ホシノに
母は説明シタ
その日の午前中
ワタクシがランドセルをせおって学校に行った後
母が洗濯物を干そうと
玄関を出たちょうどその時
そうなのだ
その時まさに
カマキリの孵化が始まった
母はふとみた足元の光景に
ぎょっとしたそうだ
ぎょぇえええぇえぇええええぇええぇえぇぇぇぇぇぇえええッ
そしてソノママ
彼らをどこかの茂みに
ポイポイしに行ったらしい
カマキリの孵化は
どうやらとんでもない光景らしく
かなりの量のカマキリたちが
あの丸い麩菓子みたいなタマゴから
ワササササササーッ、と
出てくるソウダ
それは
苦手な人にはそうとう
我慢ならない光景ラシイ
母は捨てたと言ったが
その話を聞いてからもシバラク
数時間経っているのも分かってイナガラ
一匹くらいうちの庭に逃げ込んでいないモノかと
夕飯前くらいまで
探してイタ
諦めきれずにイタ
それからしばらく
カマキリの卵を探しまわったりもしたが
結局別の
なんの卵かわからないものしか
みつからなかった
しかし今になって思うと
母はとても正しいことをシタのかもしれない
カマキリたちはきっと
自然界で一生懸命に生きただろうし
小学生のワタシは
カマキリたちの親にはなれなかったダロウし
ワタシがカマキリたちの親になったら
母もカマキリたちのおばあちゃんになることになるし
母はカマキリのおばあちゃんになることを望んだか?
とりあえず
今度母に
今は
カマキリが好きか嫌いか聞いてみようとは思うが
今や母も
甥っ子姪っ子の
ばあばにナッタ
カマキリは
自然界で
自然界の法則とトモに
ホントに自由に生きていったであろう
しかし懲りずにやっぱり
カマキリの母親になるのは諦めたガ
生きてるうちに1回くらい
カマキリの孵化を
みてみたい
やりたいこと①
■■■Live Schedule■■■
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詳細は星乃馨 公式HPのLive Scheduleをご覧くださいませ!
11(月祝)築地口 夜空と月のピアス(名古屋)
19(火)浅草Gold Sounds
24(日)幡ヶ谷36°5※単独公演※
3月