雨が降り続いている。
沖縄・奄美地方はすでに梅雨入りしているそうだけど、関東も間もなくなんでしょうか。
さて、発売中の『週刊新潮』(5月19日号)に、最近のテレ朝「モーニングバード」と羽鳥アナについての記事が掲載されている。
タイトル:
鳴物入り「羽鳥慎一」新番組がスタートダッシュで躓いた
記事の内容としては・・・・
「モーニングバード」の視聴率は、初日こそ好調な滑り出しだったが、現在は5%前後といまいち。
フリーになったアナは半年間はライバル局に出ない、という不文律を破っての登場の割には、現在のところ、7%の合格ラインに遠く及ばない。
スタッフも「どこがいけなかったのかと頭を抱えている」そうだ。
で、私のコメント部分・・・・
いわば視聴者代表として、その問いに答えるのは碓井広義・上智大教授(メディア論)である。
「躓きの原因は2つあると思います。
1つ目は、羽鳥自身の問題。
真面目な好青年タイプながら堅すぎないところが彼の持ち味でしたが、今回は相棒の赤江珠緒アナを執拗にからかうなど、無理に“軽く”振舞って失敗している。
それを修正しようと一転、眉間に皺を寄せたりして、自身のキャラを見失っているんです。
2つ目は、番組作りの問題。
以前の『スパモニ』は政治や事件などを硬派な視点で取り上げていて、そこに一定の視聴者が付いていた。
新番組ではその特色が無くなる一方、NHK『あさイチ』が力を入れるような生活情報が充実しているわけでもない。
コメンテーター陣も、特段、この人の意見を聴きたい、という人はいない。
いくら人気者でも、羽鳥を見るためだけで視聴はしませんよ」
・・・・この後には関係者の言葉として、羽鳥が所属した事務所の宮根誠司の真似をしても無理だということ。
また、コメンテーターの選定には、移籍を仲介した大手芸能プロへの論功行賞的なものが影響していること。
「島谷ひとみにコメントされてもねえ」のコメントがリアルで可笑しい。
さらに、テレ朝社員の言い分として、以前の硬派な番組作りに慣れたスタッフの大半を切ったこと。
プロデューサーは、分かりやすくて楽しい番組を目指したらしいが、「震災直後に“楽しく”といわれても、羽鳥だってスタッフだって困りますよね」とのこと。
そんな同情論を受けて、記事の最後は、「勝負はこれから」と羽鳥アナを励ます論調になっている。
羽鳥アナ自体は貴重な人材だと思うので、制作陣は、ぜひ番組のカラーを打ち出して(創出して)あげてください。