碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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フライデーで、吉高由里子主演『星降る夜に』について解説

2023年01月17日 | メディアでのコメント・論評

 

 

二人で楽しそうに…

吉高由里子&北村匠海が

「屋形船風居酒屋」で飲んでいたワケ

 

「かんぱ~い!! ウェ~イ!!」

屋形船の中からそんな声が聞こえてきそうだったのは、12月上旬のある日。見れば、吉高由里子(34)と北村匠海(たくみ)(25)が、ハイボール……ではなく、ビールとサワーのジョッキを手に上機嫌で乾杯しているではないか。

これは、1月スタートのドラマ『星降る夜に』(テレビ朝日系)の撮影シーンの一コマだ。

本作は、ベテラン脚本家・大石静氏のオリジナル作。吉高演じる産婦人科医と、北村扮する10歳下の遺品整理士が織りなすラブストーリーだ。待ち時間の間には、吉高が北村に話しかけ、唇を尖(とが)らせるなど、かわいらしい表情を見せる瞬間もあった。

実は、北村が演じるのは手話を使う聴覚を持たない青年とあって、大ヒットしたドラマ『silent』に設定が似ていることも指摘されているが……。

「遅くとも企画は1年前から始まっているでしょうから、たまたま似てしまっただけでしょう。比較されるという点でプレッシャーはあると思いますが、それを跳ね返すことができるのではないでしょうか。そう言える理由の一つが、吉高さんが持つ圧倒的な表現力。’21年放送のドラマ『最愛』でもそうでしたが、一つの役の中で陰と陽の両面を見せる技術があるのです」(メディア文化評論家・碓井広義氏)

同じく大石氏が脚本を手掛ける’24年のNHK大河ドラマ『光る君へ』でも主演を務める吉高。重厚な作品への出演で、演技力はさらに磨かれることだろう。

(『FRIDAY』2023年1月20・27日号より)


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