碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

週刊プレイボーイで、「フジテレビ」についてコメント

2015年03月03日 | メディアでのコメント・論評


がんばれ!!視聴率どん底フジテレビ
窮地に追い詰める「めざましテレビ」の人気凋落

視聴率低迷を続けるフジテレビ。週プレが男女300人に行なったアンケートでも、「好きな番組が特にない」と答える人が半数を超えるなどフジに対してネガティブなイメージを持つ視聴者が多いという結果となった。

そんな窮地にあるフジテレビをさらに追い込みそうなのが、朝の情報番組『めざましテレビ』の人気に陰りが見え始めていること。ある中堅局員が語る。

「『めざまし』は2014年の年間平均視聴率で10.2%を獲得。同時間帯の視聴率で6年連続となる民放トップに輝いたんです。うちの希望の星であり、最後の牙城とも言える番組なんですが…今年に入ってからライバルの『ZIP!』(日本テレビ)に負ける日も増えてきている。このまま朝番組まで日テレに後れを取ることになれば、失地回復なんて夢のまた夢」

視聴者離れが始まっている要因を、元フジの長谷川豊アナはこう分析する。

「僕は毎朝『めざまし』を見ているのですが、メインMCだった大塚範一(のりかず)さんが病気で降板されて以降、少々、内輪ウケが度を越すように見える日も増えています。企画もマンネリ化しており、視聴者の方にも飽きられ始めているのかもしれません」

また近年、レンジャーズ・ダルビッシュ有との密会が報じられた加藤綾子アナや、西武・金子侑司(ゆうじ)との熱愛が発覚した三田友梨佳アナなど女子アナが取材対象者と親密になるケースが増えているのも気がかりだという。

「僕がフジにいた頃は、若い女子アナに『取材相手と一線は越えるな』とキツく言う誰かがいたもの。けど、今はなし崩しになっています。気持ちはわからなくもないのですが、ニュースに『公平性』という観点から信頼がおけなくなってしまいますから。やはり一線を引いたほうがいいでしょう」(長谷川アナ)

上智大学文学部新聞学科の碓井広義(うすいひろよし)教授(メディア論)もこう苦言を呈する。

「激戦区といわれる朝番組の中で、『めざましテレビ』は20年以上続く長寿番組。リニューアルはしているものの全体的に息切れ感が出てきています。その点、日テレは歴史ある『ズームイン!!SUPER』を打ち切って、『ZIP!』をスタートさせた。時代に即した番組を作っているかどうかが、両局の明暗につながっているのでしょう」


朝の情報番組は局の顔ともいえる。その人気をどう立て直すかが、フジ復活の行方を左右しそうだ。

(週刊プレイボーイ 2015.03.09号)



金曜オトナイト「還暦祝い」に感謝です

2015年03月03日 | 金曜オトナイト
山口もえさん、繁田美貴アナウンサーと


「大竹まことの金曜オトナイト」の収録後、なんとサプライズの「還暦祝い」を開いていただきました。

打ち合わせだと呼ばれて、会議室に入ると、中が真っ暗で、そこにローソクのついたバースデイケーキが。

灯りがつくと、大竹さんやもえちゃんをはじめ、出演者、スタッフの皆さんがいて、「バースデイ・トウー・ユー」の大合唱。

いやあ、もう泣きそうでした(笑)。


私は、先週2月27日に、60歳つまり還暦を迎えることができました。

60歳なんて、遥か遠い未来の話と思っていたのですが、ちゃんと来るものなんですねえ(笑)。

この2年間、番組で大竹さんとご一緒させていただいて、「60代もいいじゃん」とか、「こういう60代になりたいものじゃ」という感じで、良きロールモデルを見られたのは幸いでした。


「還暦を迎えての思い」としては・・・

・これからの10年を射程に、逆算で考える。

・その先は、そこまで生きた上で考える(笑)。

・1日1日、つまり日常を大事にする。

・時間もエネルギーも、より大切に。

・つながり過ぎない。

・無理をしない。

・したくないことはしない(笑)。

・・・・等々、何だか「ないない」尽くしみたいですが、要は少しずつ諸々をシンプルにしていきたいってことですね。


まずは、オトナイトの皆さん、ありがとうございました!



遠藤湖舟(えんどう・こしゅう)写真展のこと

2015年03月02日 | 舞台・音楽・アート

松本深志高校時代の同級生で、写真部の仲間でもあった、遠藤湖舟(えんどう・こしゅう)君の写真展が開催されます。

遠藤湖舟写真展
「天空の美、地上の美。」
~見つめることで「美」は姿を現す~

日本橋高島屋8階ホール
3月25日(水)~4月5日(日)
主催:読売新聞社



また、現在発売中の「週刊新潮」最新号のグラビアで、その写真の一部と、京都の龍村美術織物とのコラボによる「帯」が紹介されています。

ぜひ、こちらもご覧ください。





「週刊新潮」2015.03.05号


<このブログ内での関連記事>

『文藝春秋』の「同級生交歓」に登場した頃のこと
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/d6537adaebeec4be654be4f95ab1174a

書評本: 須田桃子 『捏造の科学者~STAP細胞事件』ほか

2015年03月02日 | 書評した本たち

3月になりました。

大学は年度末であり、4年生には卒業式が控えています。

今月から、3年生は就職活動が本格化。

街には、新しいリクルートスーツの学生の姿が見えます。

どこか慌ただしい3月のはじめ。

「週刊新潮」での書評、次の4冊です。


須田桃子 『捏造の科学者~STAP細胞事件』
文藝春秋 1728円

世紀の大発見と騒がれたSTAP細胞。それが一転して世紀の捏造事件となった。理研という密室の中で、一体何が行われていたのか。科学記者である著者が関係者たちと交わした通信も開示しながら、事件の背後にある闇の部分にまで迫ったノンフィクションの秀作だ。


佐藤 優 『神学の思考~キリスト教とは何か』
平凡社 2482円

キリスト教は欧米文化の基盤である。国際情勢を読むためにも、その論理を知ることが必要だ。著者によれば、キリスト教神学の特徴は「一般の人々に見えない事柄を可視化すること」。本書では、神、創造、人間、キリストなど神学の基礎編が語られている。


毎日新聞特別報道グループ:編著
『老いてさまよう~認知症の人はいま』

毎日新聞社 1512円

介護事業者に囲い込まれ、軟禁状態の老人。終の棲家ではないはずの保険施設で他界する老人。記者たちは社会の“圏外”に置かれた人々の姿を伝え続ける。記事がきっかけで、身元不明の認知症男性「太郎さん」が家族と再会を果たした。地道な調査報道の成果だ。


西部邁、佐高信 『西部邁と佐高信の思想的映画論』
七つ森書館 1944円

保守とリベラルの論客二人が映画について語り合う。『カサブランカ』で描かれなかった故郷や祖国に触れ、『東京物語』における戦争の影を子細に見つめ、『ドクトル・ジバゴ』のロシア革命を解読する。映画対談としての意外な取り合わせが生んだ刺激的一冊。

(週刊新潮 2105.02.26号)

【気まぐれ写真館】 「二月最後の日」の新千歳空港

2015年03月01日 | 気まぐれ写真館

千歳市「柳ばし」の人気メニューは・・・

2015年03月01日 | 日々雑感
北海道千歳市 お食事処「柳ばし」



最近の人気メニュー「チーズささみフライ定食」



元祖オープンキッチン!