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日記

2005年04月14日 | 心境
少し前に、パソコンで日記をつけていた時期がありました。

今使っているノートパソコンを購入したのは、1999年の12月23日でした。
このような自分にとっての「特別な日」については、誰でもなく、自分で覚えておくしかありません。
こういうことを気にしない性格の方もいるでしょうが、僕の場合、自分にとっての特別な瞬間をどんどん忘れていってしまうのは、非常に残念な事のように感じていました。
一日一日は、全て違います。それは、皆が感じながら生活している事でしょう。
しかし、例えば1年前の今日何をしていたかというと、稀有な事態が起こっていない限り、大抵の場合は思い出せないわけです。
このことは、1回しかない自分の人生にとって、多大な損失であると僕は思います。
そこで、日記をつけるソフトに出会った2000年1月30日より、パソコン日記をつけることしたのです。
もちろん、内容は人に見せてどうのというものではなく、本当に自己満足の部類でしかありませんでしたが・・・

ここまで大口を叩いておいて何ですが、残念ながら現在までは続いていません。
大学を卒業するまでは、毎日ちゃんと続けていましたが、就職し学校生活が始まると、日記にかける30分を睡眠時間や学校の仕事に当てた方が自分にとって有意義であると考えたため、やめてしまいました。2002年5月13日のことです。
まあ、教師には「教育経営簿」という、一日の予定や実践、反省等をまとめるノートがありますので、最初の目的である「特別な瞬間を記録する」活動は続いていることになりますね。

なぜこんなことを今頃書いたかと言うと、最近、自分で書いていたこの日記に助けられたことがあったからです。
昨日の記事とも関わりますが、ここの所新しい生活に戸惑うことが多く、少々ストレスを感じていました。
前の学校は良かったなぁと、思いにふけったこともありました。
しかし、久しぶりに前述の日記ソフトを起動してみると、新規採用の4月、自分が新しい生活に馴染めず苦労していたことが書いてあったのです。
朝は6時に起き、帰りは午前様という生活でした。
第3週には、体調を崩しながらも1週間かろうじて乗り切ったことが書いてありました。
自分ではすっかり忘れていた体験です。
これを読んでから、今の自分の状況に希望をもつことができたのです。
今では思い出深い前任校での生活も、最初は辛く感じていたのかと。
実際、朝6時起き、帰りは12時といった生活は3年間ほとんど変わりませんでした。
それでも、最後には嫌な感情は全く残らなかったのです。
これは、新しい生活が辛いのではなく、新しい生活に慣れるまでが辛いだけということではないでしょうか。
言葉で言うのは簡単ですが、3年前の自分の日記を読んで、本当に、自分はこれからがんばっていけると希望をもつことができたのです。

現在の学校でも経営簿はありますが、ある縁からこうしてブログを始めることができました。
今までは、トピックに対する自分の考えを前面に出していましたが、今後はこうした内面に関わる記事も発信できたらなと思います。

宜しければお付き合いくだされ。

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