「片麻痺お気楽日記」左半身麻痺 主婦の日記

産後の脳出血での左半身麻痺主婦。日々の生活や、半身麻痺さんへのお役立ち情報等。

思い出せば…その3

2005年08月31日 15時34分16秒 | 発症の時

今日が、その日です。
16年前の今頃、私は検査の真っ最中でしょうね。
この時の記憶が無いから、意識レベル低かったのでしょう。

発症がてんかん様痙攣として出た関係で、後遺症にも痙攣が残りました
最初の大きな2発の発作の時は、意識が無くなったんだけど、
後遺症の痙攣は、意識があるのに、身体が固まって動かないし、
痺れるの…
周りが「大丈夫?」とか、声をかけてるのが分かるのに、話せなくなるの

そして、寝てる間に、私の意識の無い時(ぐっすり寝てる)に
身体がガタガタ震えだすやつもありました。
こいつが来た時には、隣で寝ている夫には悪夢の再来だったようです

ICUに入ったのが深夜。詳しい検査は翌朝になったそうです。
朝一で撮ったCTには、素人の夫が見ても、ヤバイと思える写真があったんだって。
ご存知の方も多いかと思いますが、脳のCT画像って、
クルミを真っ二つに割ったような絵になります
左右の脳を分ける線が真ん中に真っ直ぐ入ってるのが普通です。
夫が見たのは、右脳が腫れ上がって、真ん中の線がグニャ~
左脳の方に曲がり込んでたんだって
血栓で詰まった所から出血を起こしていて、場所が悪い
「8:2の確率での覚悟をして下さい」と言われたらしい
助けて下さい、お願いします」としか、
夫には言えないですよね。お医者さんも「最善を尽くします」としか…。

実家の両親も、孫が生まれて喜んだと思ったら、今度は娘が死に掛けてるって、
夢見てる感じだったろうね…。
当の本人は意識が無くて眠ってるんだからさ

後で、上の2人の子供達に聞いた話しだと、
「最後になるかもしれないから」って、小さい子は規則では入れないのに、
長男と長女は、ICUの私のベッドサイドまで来たんだって。
「『お母さん、起きてよ』」って大声で言ったのに、お母さんは目を開けなかった」って
これを聞いた時には、息が詰まった
「お母さんは触ったら温かかったよ。揺さぶったけど目を開けんかった」とも。

子供達は、保育所に通ってたのね。その日に限って、お迎えが夫(父親)でなく
義父(おじいちゃん)が行った訳。
保育所には、私の事を知らせていなかったので、
先生達は見知らぬ義父のお迎えに戸惑われ、
子供達が「お祖父ちゃんだ」と言うのと、義父からの事情説明で
帰宅、となったんだそうです。

当時、団地の市営のアパートに住んでいましたが、
ご近所さんだって、“赤ん坊連れて帰って来る”っていう感覚ですもん。
事情が知れた後は、そりゃ、噂が先行しますわよ。
2週間もICUにいたでしょ。「喪服の用意せんでいいかな?」って
話しもしていた、と後でお見舞いに来られた方に聞きました。

脳外科では、やれるとなれば、即手術するみたいですが、
私の場合、メスを入れると、もっと出血するから無理との事で
薬も使いながら、意識の無い状態で様子を診てたんですね。
家族は2週間も針のムシロ(これも今や死語ですか?)の上だったのです。
申し訳ない気持ちでいっぱいでした(モチ、意識戻ってからね)
たしか、9/15に脳外科病棟の個室に移りました。

今日はここまで
次はICUにいる時の事を書きます。
意識無かったんですが、けっこう面白い話しがあるんですよ

今日は、夏休み最後って事で、ちょっと遠出をしてパークプレイスまで
映画を観に行って来ました
「STER WARSエピソードⅢシスの復讐」です。
次男は2回目でした。手帳提示で1000円×2=2000円
SWシリーズは、やっぱり大画面の劇場じゃなきゃね

コメント (6)    この記事についてブログを書く
« 思い出せば…その2 | トップ | 思い出せば…その4 »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは! (ぴっころ)
2005-08-31 20:36:59
SW、私も見ました。これまでの疑問がジグソーパズルがはまるようにピッタリと解けました。なんだか青春が終わったって感じ。(ちょっと大袈裟かな?)
返信する
お久しぶりです。 (いねママ)
2005-09-01 13:05:43
長い夏休みもやっと終わりましたね。

今日は、子供の居ない平日休日で、ゆったり過ごしています。

思い出せば・・・読ませていただきましたょ。 大変な日々だったようですね。健常者の時。身障者の時。色々なオモイと戦ったことだろうと思います。

未だに・・・美人だったらぁとか戦ってる私ですが・・・(^_^;)

今だからできること!今しかできないこと!を現在模索しながら、頑張っていきましょうねぇ。←自分に言い聞かせながら(^_-)-☆



返信する
長かった~! (かれん)
2005-09-01 14:54:44
ぴっころさん、シリーズ終了までが、

ホントに長かったですね。

最初の作品が公開された時は、

うら若き高校生だったのに…

まさか、ラストの作品を末っ子と観るとは

思いもしませんでした

“青春が終わった”は、合ってると思います
返信する
今日から2学期 (かれん)
2005-09-01 15:01:26
いねママさん、お元気でしたか?

今日は、ゆっくり出来て嬉しいでしょうね



うちは、次男は今日から学校が始まりましたが、

短大生の娘は10月からの講義開始なんですよ



自分探し、生きがい探しの気持ちは常に持ちつつ、

のんびり楽しく生きて行きます



今日は暑いですねわさだタウンも多かったです



また遊びに来て下さいね
返信する
負けるな・強気に成れ・・・ (下車・より)
2005-09-29 08:30:06
 秋空の美しい季節と成りました



負けるな・弱気に成るなよ、ほんの少しの

楽しみで良いんだ

脳障害には、再起より、これより悪く成らない事を考えなくては

希望を抱いて、辛抱すれば

回復が待っているよ、頑張れ

貴女一人では無いよ、苦節十七年の経験者より
返信する
気が付いた、時 (下車・より)
2005-10-03 09:48:31
朝、目が覚めて気が付いたら左半身麻痺だった

一人暮らしの私、助けを呼ぼうと、電話が目の前に

在るのに手が届かない、体の移動が出来ない

なぜ私が・人に見られたくない・世間に悪い事していないのに・なぜ私が、と脳裏をめぐりました



電話に手が届き、中の良い友人に連絡、タクシーで

病院の玄関で車から下り様としたら、看護婦さんが

中央病院に転送、ストレッチヤーに載せられМR

検査が続いた、車椅子から始まり一年で退院

悪戦・苦闘の日々が続いた、あれから十七年杖歩行です
返信する

コメントを投稿

発症の時」カテゴリの最新記事