マンション日記 (理事長編その9)
只今、当マンションでは、「管理組合たより」でアンケートを行っている最中です。
何のアンケートかと申しますと、集合玄関に長椅子を置くべきか否かーで居住者の意見をお尋ねしています。
そもそもの発端は、ペースメーカーを付けていらっしゃる居住者の方が、「ここに休める椅子があると、いいのに」とおっしゃったのを、耳にしたことからです。
理事会で話題にすると、「車や、人を待つのにいいのでは」という意見と、「誰かが座っている前を出入りするのは、嫌だ」という意見など、賛否両論でした。
私自身は、玄関にソファがあれば、、癒し空間として和らいだ雰囲気になり、居住者同士の挨拶の機会も増えて、好ましいのではないかと思うのですが、居住者の皆さんがどう思われるのか、お尋ねして、多数決で決めることにしました。
ご近所関係の煩わしさを避けてマンションに住まわれる方も確かにいらっしゃいます。監視カメラ設置の時も、プライバシーの侵害だと、反対された方もいらっしゃいました。
「自分の考えは変えられるが、人の考えは変えられない」という、どこかの国の諺もあります。
アンケート結果がどうなっても、数字の対比を、マンション掲示板にしばらく張り出しておくと、少数意見の人は、出入りする度にその数字を見て、あきらめるようです。理事長としては、そうやって事を進めていく他ないと思っています。
さて、長椅子の件、どうなりますやら・・・(アンケート結果で、当マンションの‘個性’が窺がわれます。)