もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.14「悲しみの表現」 

2008-07-09 | 日記・エッセイ・コラム

            nonnon日記

夫の病室に背中の軟骨が潰れて、ずっとコルセットをしたまま、寝たきりで、3ヶ月の人がいる。ハシゴがちょっとズレて、自宅の屋根から落ちたそう。こんな大きな災難が降りかかるとは思ってもみなかったであろう。一人暮らしで、犬1匹と猫2匹と暮らしていた。いつも明るくて冗談ばかり言ってる人だが、昨日、独立している坊ちゃんが、見舞いに来て、そのワンコが風呂場で亡くなっていた由、告げた。「6歳だったけど、心臓弱かったからな。暑さにやられたんだ。」それだけ、ベッドの上でボソッとおっしゃっていた。(近所の友人が、掃除と餌をやっていてくれたそうだけれど、ワンニャンは、ご主人はどうしたのかと、3ヶ月、さぞ心細かったであろう。
・・・と私は思ったが何も言わなかった。)
今日、またなんだかんだ、お話ししていると、「これでもう、急いで帰る必要、なくなった・・・。」とボソッと一言。毎日韓流ドラマを見て、時々目を赤くしている人である。かなり‘ナイーブ’な内面をお持ちと見えたが・・・。可愛がっていたワンちゃんの死は事故の災難に加えてかなりな打撃であろう。私なら、ぎゃんぎゃん、涙を流して、心のバランスをとるけど・・・オバサンなら泣きごとを言えるけれど、オジサンは・・・。つらいな、ツライヨ、きっと辛いに違いない・・・。

あ、でも待って!   あとまだ2匹の猫いるでしょ!。

ねぇ、ねぇ、彼らのこと、忘れてない? 

 

コメント
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