nonnon日記
夏は‘帰省’のシーズンです。
遠く離れていた家族が久し振りで実家に戻って来る・・・。
別の土地で体験した、新鮮な話をどっさり持って・・・・
我が家もしばらく賑やか。 迎えたり、また送り出したり、・・・・
その昔、親に味わわせた‘想い’を
今度は、私が子供に、しっかり味わわせてもらっている。
戻ってくる日の前は、‘あの子はあれが好きだった’とスーパーへ。
‘お母さんの味だ’と言って、美味しそうに食べてくれれば、大満足。
思えば、私も何遍、この‘帰省’を繰り返したことか・・・・。
２２年前に亡くなった母も‘連子鯛のから揚げ’とか、
‘鰯のだんご汁’とか、ローカルな、私の好物を
せっせと作ってくれたものだった・・・。
いつも実家に帰った２～３日は、この上なく大事にされたが、
その後段々、小言が多くなっていった。
程ほどで、引き揚げ、・・・大抵、ＪＲのホームまで、両親が送ってくれた。
母はいつも目を赤くして、父も落ち着かない顔で・・・・
いつも、この時は胸が詰まったが・・・・
じきに、自分の未来と希望で頭は一杯になり、‘後ろ’は忘れた・・・・・・。
子供達もきっとそう。 それが‘若さ’。
不安と希望を持って、前へ前へと行きなさい。
・・・・・そしてまた、その子供を送り出す時、
‘あの時、親はこんな気持ちだったかな’ と思う。・・・・
・・・・・・・・・ 歴史は繰り返す・・・・・・・・・・
