マンション日記（理事長編ーその19）
あまり大きい声で言いたくないことですが、うちのマンションでも
‘水漏れ事故’がありました。
水漏れの場合、調査して、理事長も立ち会って
原因が、共用部分か、専有部分かを判定して、
共用部分が原因の水漏れとなれば、修繕費用は管理組合負担、
専有部分となれば、個人負担となります。
さて、この水漏れは、調査の結果、
共用部分の排水管と判定されました・・・・・
数年前からの駐車場への水漏れ（気付いていた人もいた）だったので、修繕費用も
かなりの額に上ります。マンション保険はどうなっていたかな？
と書庫を調べてみると・・・保険証券本体は全然なくて、
コピーやシオリが、あったり、なかったり・・・・
過去の‘総会の案内状’についている書類を調べると・・・
過去８年間に保険会社を４回替わっていることが解りました。
Ａ社からＢ社、またＡ社、それからＣ社、現在のＳ社・・・・。
そして現在の保険会社は、「自分のところに加入する以前に起きた水漏れ事故で
ある」とし、過去の保険会社は「自分のところに加入していた期間に起きた事故で
ある証拠はない」と言って、逃げます。
これって・・・・保険会社をくるくる替えれば、水漏れ事故が起きた時、どこの
保険会社も補償から免れるってこと？・・・・・エー、ウソー 
うちのマンション、新築以来、切れ目なく、律儀に保険かけて来たのに？
驚きましたね。
保険会社を２年毎に替わっているのは、代理店であった前管理会社の
‘手数料稼ぎ’だったのか・・・・
‘こちらの保険が有利’と言って薦められたかも知れませんが、
事故が起きた際の保険金請求にはとても不利です。
さらに、更に、サラニ・・・・
数年前にきちんと調査して、修繕に乗り出さなかった責任はどこに？
・・・・もう、頭が痛くなりましたよ。・・・・
前管理会社に‘内容証明付き郵便’で‘熱い’お手紙も書きました。 
道管連の弁護士相談にも行きー。
裁判を起こそうかとも思いましたが・・・・・
証拠書類が少ないこと。管理会社に管理委託はしていたが、
管理組合にも責任があること等、指摘され、
裁判に必要とされるエネルギーと費用に対して、得られそうな対価が、余りに
少ない・・・・ことが予想されて・・・ 残念ながら撤退・・・・。 
結局、現在加入の保険会社Ｓ社が、調査費用＋アルファ で、多少‘誠意’を示して
くれて、大部分は、管理組合負担で終わりました。
ことの次第は‘管理組合たより’にもしっかり書いて、公表しました。
去年の初夏の・・・・・思い出深い・・・‘苦い事件’でした。
（このブログをご覧になった他のマンションの方、是非参考にされてください。）
保険会社はあまり替えないで、保険証券は管理組合保管、コピーを管理会社へ。
でも、デモ、ＤＥＭＯ、私は思うのですよ、
皆にとって、今後の・・・とても良い教訓になったのではないかと。
‘自分達の住まいを本当に守るのは、自分達しかいない。
共用部分の建物の傷み等は、修繕積立金が使われるので、最終的に全戸にはねかえっ
て来ることが多く、’マンションに起きていることは、みんな、自分と無関係では
ありえない。’という貴重な教訓に・・・・。
これこそが、みんなの‘共有財産’では？
