もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.37 「老齢化対策・その1」

2008-08-21 | 日記・エッセイ・コラム

           マンション日記(理事長編ーその22)    

 前回の理事会で 「孤独死」 対策が必要ではないか、

という意見が出た。うちのマンションは築20年以上。

いつの間にか、気付けば、  居住者の半数位が大体60才以上である。

今回の大規模修繕で、スロープ、ロードヒーティング、手摺、自動ドア等の

バリアフリー化工事や、(歳をとると、視界が暗くなることに備えて)

マンション周辺に壁照明やセンサーライトの設置も完了。

(共用部分の変更が多かったのでアンケートが大変でしたが)

高齢化対策として、 ハード面は一応、充実。

今度はソフト面である。

管理会社担当者に聞けば、「担当マンションで、必ず年に1~2件は、

孤独死が出ていますね。」・・・・・ウーン、世相かな。・・・・・

うちのマンションでは、まだそういう例は出ていない。

人道的側面はもちろん、資産価値も下がるであろう。

ウーン・・・どうしたら良いのであろう?・・・・

インターフォンは、非常警報ボタンを押すと、管理人室と警備会社に繋がるが、

・・・・ウッと、心臓発作が起きた時、台所の壁まで、行れば良いが・・・。

警備会社で非常ベルの‘個人契約’もあるそうだが、・・・

「あたしゃ、まだまだ大丈夫」  とか言って‘準備’しない人が多そう。

管理人に‘お元気ですか?’コールを頼む?

人数増えると負担になるので、有料で?

でもそれ、個人負担かな、管理組合負担にするかな、

個人負担にすると、管理人や管理会社から

‘手厚いケア’のあるお年寄りと、‘手薄いケア’のお年寄りの、

格差’が生まれないだろうか。・・・・・

アンケートを取って、総会にかけるのかな。

その前に20年そのままの‘管理規約の更新’をやりたいけど・・・・

今の理事会はメンバーに恵まれています。

このチャンスに‘やれることは、ヤッタルデー’

でも私、いつも思うのですが、(カウンセリングボランティアの時も)

なんでこう、お金にならないことにばかりに、やる気が出るんだろ

数年前、中学生の塾をやっていた時、(17年間の思い出もその内、

ボチボチ書きます)   ある生徒の言った言葉・・・。

私の・・‘将来を考えなさい’・・に対して・・・

「将来なんて、どうでもいい、‘今’が大事!」

・・・・むむむ・・・・と、その生徒の気迫    に負けて

何も言えなかったワタシ・・・。

規格外のエネルギーを持っていたあの子・・・

今はどうしているだろう・・・・。

そう、将来を考えず、を考えるのが‘若さ’

とりあえず、興味を持ったことを追いかける。それで行こう!

コメント (2)
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