もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.219「マンション給水管更新のトラブル・その2」

2012-11-02 | 日記・エッセイ・コラム

                                    マンション日記

2当初、理事会では、共用の給水管

のみの更新の予定であった。

昨年2月の総会では、その予算が

可決された。その後、管理組合連合会の

勉強会も催され、専有部分管更新を勧められた

こともあり、住人の中からも、共用・専有部分管を

一緒に、という要望が強まり、理事会で決議の上、

合い見積もり、複数業者説明会、選定と進み、

臨時総会で専有部分、共用部分合計分の

修繕積立金取り崩しが可決された。

ところが、である。

昨年までに既に、専有部分管更新済みのお宅は

我が家を含めて4戸。それは理事会で了承済み

で問題なかったのだが・・・

事前調査の段階から、新たに、数戸が専有部分

の工事拒否!

その後1戸は、調査・説得により工事に応じたが。

後の数戸は、「自分で選んだ業者でやる」と。

その中の1戸は

「専有部分をやるなぞ、聞いていなかった」

と理事長に抗議。(臨時総会案内と、玄関前に

置かれた大きなホワイトボードの、いやでも

目につく賑やかな張り紙も目につかなかった?)

気の毒なのは理事長である。

当初、共用部分だけの工事のつもりが、

周囲の要求に応えて専有部分の工事まで

大きな‘責任’を背負い、業者との交渉におおわらわ、

の上に理不尽な抗議の矢まで飛んでくる。

その‘労力’の恩恵に浴した大半のマンション住人は

こんな理事長の‘苦難’は知る由もなく終わるであろう・・・。

私にも似たような経験があるので、

これがまさに、‘唯我独尊’の集合体であるマンションの

管理組合運営の難しさかな、と思う。

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ところで・・・「自分で工事する」と言って、工事相当金を

受け取って、ずーっと工事しないお宅があったら・・・

どうなるのだろう・・・・?

将来に渡る、管理組合の責任は?

基本的に専有部分は個人の責任と言っても

もし次に引っ越してきた人が知らずに住めば

いつか水漏れが起きて困るであろう。

議事録に書いてあっても、書庫から捜すのは大変。

数年すれば、役員も、住む人も、ことによっては、

管理会社も変わる可能性だってある・・・・・。

中古マンションを買う時は、管がどうなっているのか

確認することが大切だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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