もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.310「難病でも、良くなることがある。」

2016-09-06 | 日記

             nonnon日記

多系統萎縮症で8年目の夫、転院して先日1年半振りに視線入力装置を使った。

(前の病院では、なかなか使えず、バッグ等を掛けるハンガーになっていた。)

孫娘の名前の最初の文字が入り、しきりにサ行を入れようとする。

「ああ、〇ちゃんの写真、見たいんだね」というと、目パチ。

次々に見せる写真に見入って満足そうであった。

昨日は絹ごし豆腐を食べ、今日は、カボチャ入り味噌汁を3匙。

2匙3匙・・・、ほんの少しの量ではあるけれど、口に含んで味わう時の

夫の懐かしそうに、ジーっとまるで空を見上げるような表情ったら・・・・。

ウンウン・・・次は、何食べたいのや?

柔らかくて美味しいもの? ウニは生で、お腹こわしては大変だし、

大好きなシメサバは、歯がちゃんと動いて、噛めるようにならないとね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この先、夫の病状がどうなっていくのか、解らないけれど、患者の幸福度を

尊重する姿勢のあるこの病院に転院して、本当に良かったと思う。

願わくば、「難病でも、こんなに良くなることがある。」

と、'未来`に怯える 多くの’難病初心者‘ の人達にメッセージを送れたら、

と思う。

人が生きていくには、どうしても、’希望‘ というものが必要だ。

 

 

 

 

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