nonnon日記
その後、いつの間にかオシドリが帰ってきて、何故か2組のカモのカップルと
7組のオシドリのカップルがいつも混じって集団でいた。周囲に人がいないのを
見計らってカリカリ餌をあげようと池の淵に立つと、いつも18羽がまるで軍艦の
ように、真っすぐに池全体から集まった。皆にまんべんなく行き渡るように
顔の前に投げてあげても、頻繁に奪い合い、が起きた。威嚇して他の鳥を追いや
ろうとするワルがいるー野生の世界は弱肉強食だ。
すぐ「独り占め」して食べてしまう鳥(オスが多い)がいれば、慎ましやかにオス
に譲るメスもいた。可哀想なので、いつもそのメスには、しっかりあげた。
私の配慮に気付いたのか、その「カモ子ちゃん」は一番私になついた。餌がなくな
って他の鳥が皆向こうに行っても、いつも最後まで私の傍にいた。可愛い丸い目を
パチパチしたり、くちばしを地面にコンコンとつけて、まだ頂戴、と伝えてくる。
コミュニケーション力のある鳥もいるのである。
ある日、池の周囲に人が多いので、あきらめて裏の細い道を帰ろうと歩いている
と・・・バサッーと音がして・・・何と、前後を低空飛行してきた2羽のカモさん
に挟まれた。えー!!一体どこから見ていたの?と驚いた。
「ちょっと、バアチャン、餌くれずに帰るの?そりゃないでしょ。」
と言ってるようにー大胆に私を怒ったようにジーっと見つめたのはー
多分、あの「カモ子ちゃん」の夫カモ?