nonnon日記
夫が39.3度の高熱を出した日から12日目になる。
今では夫はすっかり良くなった。熱の出た日の夕方から抗生剤ミノサイクリンを
胃ろうに入れてもらい、翌日には熱は37度台に下がった。しかし、である。
その日、夫はシャックリが一日中、続いたのである。
たかがシャックリといえども、夫の場合、呼吸が乱されて、血液中の
酸素濃度が下がってしまうので、心配した。
主治医先生が回診の折、「シャックリは、横隔膜の神経によって起きるんだよね。」
とおっしゃる。「神経・・・・」それで、私はハットした。
前夜、家のパソコンで抗生剤ミノサイクリン について調べた中に・・・
「ミクログリアの活性化を抑制する・・・脳の発達や神経回路形成に影響する
ことが、動物実験で確かめられている。・・・統合失調症の研究に使われる。」
という記述があったのを思い出した。
家に帰って、その箇所を印刷して翌日主治医先生に持って行ったら・・・
「そうだね。薬には、まだ解っていない作用もあるからね。」
ということで、同じ細菌を殺す薬でも、セフェム系とやらの薬に変えて
くださった。
「素人が、差し出がましく何を言う」という医者も多い中で、
今の主治医先生は、人間的に謙虚で、誠実で、柔軟で、コミュニケーション力
が高くて、患者家族としては、大変有難く思う。
翌日にはすっかりシャックリも消え、途中、お腹が下ったりはしたが、
(抗生剤で、お腹の良い菌も死ぬそうで)順調に回復している。
ミノサイクリン という薬、ニキビ治療にも使われる一般的な薬のようで
あるが、神経系統に敏感な、うちの夫には合わない薬だと思った。
ウルサイ患者家族と思われるかな、と迷ったけれど、受け止めていただけて、
ホット安堵した。