もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

 No.28 「自然破壊」

2008-07-29 | 日記・エッセイ・コラム

              マンション日記(理事長編ーその18)  

うちのマンションの南庭は、芝生になっている。

そのまた南側に、4年前、市の‘天然記念物’に指定されていた、

200年位は経っていると思われる松の木の大木と、どんぐりの木があった。

松やにが、車の屋根に落ちることや、

冬、枝が雪の重みで折れて危険である為、うちのマンションの住人が、

署名運動までして、たて続けにこの2本の木を切ってしまった。

こちらのマンションの方が‘新参者’なのに、人間達の都合で、

‘先住民’の大木を切ってしまって、大丈夫かな?・・・・と思っていたら・・・・・

次の年、見事に芝が枯れてきました。急に直射日光にさらされて・・・・。

地肌が出てきて、アリの巣がやたらに目立つようになりました。

すると・・・ある日管理人さんに呼び止められて・・・・、

‘アリ駆除の見積書’!

・・・・アーン ・・・・10万円は高いんじゃない?・・・・

と、すぐに、ケチ理事長は思った。

そこで、アリ駆除剤を買い込んで(もちろん、後で領収書で請求)

毎日、毎日、アリさんとの闘い・・・・

ドロッとした液体の薬とか、パイプを穴の奥に突っ込んで噴煙状の薬

をシューシュー、スプレーする分とか・・・・・

2万円分位薬を注入して、残虐な‘ホロコースト’の気分で、

さあ、もうこれで参ったろう・・・・・と思って翌日見に行くと・・・・

いつもと変わりなく、クロアリさん達が、‘ごきげんよう’・・・

・ウーン・・・・気を取り直して・・毎日、毎日、アリさんとにらめっこ・・・・。

1ヶ月位闘ったところで、樹木剪定に訪れた業者に尋ねてみると・・・

「アリなんて、どこにもいますよ。芝はね、たっぷり水をやってください。

芝が茂ると、アリの巣は目立たなくなります。」

・・・・・・アリー?・・・努力の方向性が違ってた?

このまま薬を投入し続けたら、どんどん土壌を悪くするところだった。 

無益な殺生までして・・・・・・・。ありさん、ごめんなさいでした。

それからは、夕方の水まき に方向変換!

お陰で、緑が蘇ってきた。

・・・・・・ところで、・・・・あの‘10万円の見積書’は??

 

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No.27「男と女」

2008-07-28 | 日記・エッセイ・コラム

                  nonnon日記

先日、何気なく、他の人のブログを見ていたら・・・・

素敵な30代のお母さんと、情操豊かで賢そうな小学生の坊やの生活が

ほほえましく、綴られているブログがありました。

男の子が風呂場に書いた‘落書き’の紹介・・・

「男は女を守る、 女は男をしかる」     というのがあった。

勝手に想像させていただけば、・・・・

(お父さんのいない、ご家庭らしいので)‘女を守る’というのは、

お母さんからの‘インプット’かな。

そして‘男をしかる女’というのは、学校のホームルームなんかで、

「・・・ちゃんは、今日お掃除をさぼって、ホーキで遊んでました」

とか言って追及する、しっかり型の女の子の印象?

男は‘女を守る’のに、‘叱られる’・・・??

この少年は、‘男は割りに合わない’ と思っているのかな。

でも、あちらこちらの家庭に、‘お父さんを叱るお母さん’

がいっぱい、いそう・・・・ドキッ・・・・!

昔、週刊誌に

「男は女が好き、女は子供が好き。それで家庭は成り立っている。」

と書いてあって、その週刊誌は、ヌード写真など載っている、くだけた

週刊誌だったので、そんな記事を書く記者がいるという意外性に感心した。

年齢を問わず、感性の鋭い人、

洞察力の優れた人は、確かにいるもんですね。

脱帽!

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No.26「助け合う教育が必要では?」

2008-07-27 | 日記・エッセイ・コラム

                 nonnon日記

青少年の‘自爆的’事件が続発している。

自分が、愛されて、大切に思われていると、感じられない、

自分なんて、どうなってもいい。他人も一緒に破壊してやる・・・。

そういう気持ちだろうか・・・・。

‘事件’を聞く度に、‘ムンクの叫び’のような、

若い魂の痛ましい絶叫が聞こえる。

子育てが‘危ない’時代である。    何とか、できないものだろうか。

私が大臣なら、小学校から高校まで、

教科の中に、「助け合い学科」を入れて

「世の為、人の為」に尽くした体験を点数化して、入試の評価にも入れます。

(お金かからない教育改革!)

自分の欲を抑えて他人に尽くす。そこに‘愛’が生まれる。

(伝統的宗教は大抵、‘エゴイズムの脱却’を

唱えていると思わはりませんか?)

もの覚えが良かったり、問題を解く能力が優れているだけでは、

学校で評価されない、・・・・となれば、流れが変わります。

日本にも、‘人の道’を説く人(ユダヤ人のラビみたいな)が

必要と思いますが、・・・・さて、何が‘人の道’かとなると、・・・・。

それは仏教?神道?キリスト教?哲学?

(‘精神’は学べても、実生活への‘応用’がまた難しい?)

時の為政者に利用されかねない怖さもある・・・・。

・・・・・・でも、何もしないでいる間に、何の羅針盤もなく、

荒れた社会(冷たい競争社会)の中で、

 孤立した家庭(導く大人が少ない)の中で、

無垢な若者は

‘いかに生きるべきか’の‘文化’を身につけずに育っていく・・・・。

‘年金’の心配はあるけれど、

生き物は大抵、子孫をちゃんと残して死ぬのだから

青少年をちゃんと育てることに(国を挙げて)力を注がなかったら、

この国は、住み辛い、生き辛い国になってしまうと思う。

(自分の‘子育て’を棚に上げさせていただいて、

ちょっと、言ってみました。)

 

 

 

 

 

 

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No.25 「夫婦の距離」

2008-07-24 | 日記・エッセイ・コラム

            nonnon日記

今年、親しい友人のご主人が早期退職した。

つまり、毎日お家にいらっしゃる。

最初, 生活のパターンの変化に戸惑っていた友人が、

ついにたどり着いた・・・・‘円満に生活する法’・・・・・

それは、「夕食だけ仲良く一緒に食べて、

あとの時間はそれぞれ自由に過ごす」 というものだった。

・・・・・ウーン・・・・と、うなって感心してしまった・・・・。

別に夫婦に限らない、「男と女」「人と人」「親と子」にも言える。

赤ン坊、幼児の時代、母親の存在は絶対で、

無条件にその愛が心地良かった。

でも長ずるにつれ、母の考えと自分の考えが一致しないことが多くなった。

皆、自我を持っている。

「べったり」が心地良いのは、赤ちゃんと母親、

男女の恋愛のほんの初期、等に限られるのではないだろうか?

(子育てや、仕事に追われている年代は

、お互いの‘違い’に気付く暇がない?)

昔、高校生だった頃、親友の両親が1階と2階に別れて寝始めた

、というので、本気になって彼女と心配したことがある。

(何を心配するやら?他に考えること、なかったんかいな・・・)

自分がその年代以上になって思うのは、あれはー

単に‘いびき、寝言’が原因だったかも!

世の中には、まだまだ実際に自分が体験してみなければ、

解らないことが多い・・・。

70~80代で、仲の良いご夫婦に出会うと、

その‘文化’の深さに敬服してしまう。

若者カップルがベタベタしていると・・・

・・・・‘フェロモン’の‘接着剤’がなくなった時、どうだかァ・・・・・

などと、意地悪おばさんはつい考えてしまうのですよ。

ホント、意地悪で・・・・・。       

それにしても・・・・・

男と女が、うまく暮らしていくのは、いくつになっても結構難しい・・・・。

そう思われません?

 

 

 

 

 

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No.24「大規模修繕工事の‘雑音’」

2008-07-22 | 日記・エッセイ・コラム

           マンション日記(理事長編ーその17)

今回の大規模修繕では、共用部分の変更を沢山やりました。

アンケートを10回位、実施して、結果はその度に、

掲示板に貼り出したので、不満の声は今のところ、聞こえていません。

デモ・・・・

(マンション角地)西側花壇の高さを変更。

(花壇の位置が高く、植栽も植わっていて、見通しが悪く、

人と自転車、人と自動車、の衝突で、過去2回救急車が)

見通しを良くするため、高さを半分に削りました。

蔦も生えていた為、削除後の土壌の整備が大変です。

修繕委員長が、5日間位かけて、フルイ、まで使って、根気良く

きれいにしてくれました。

(私も手伝いましたが、蔦を引っこ抜くので、腰、痛くなりました。)

さて、(丈の短い)お花の予約もして、ルンルンで、

今朝見に行ったら・・・・・、

やや!可愛い花壇に、タバコの吸殻が突っ込まれているではありませんか。

‘ムッカー’としながら、丁度通りかかった理事さんの1人に報告。

すると、タバコは気にせず、

‘あっちにあるアジサイの花、鉢に入れとくのは勿体無いほど

綺麗だから、この花壇に入れたら? ’     とおっしゃる。・・・・

(アジサイは丈高く伸びる花・・・・) 

   (角の見通しを良くするために、わざわざ花壇の丈を低くしたのです!

・・・目的を忘れてないですか?)

はらハラ腹・・・と力が抜けてしまいました・・・・・。            

ついでながら、改修した自動ドアに、‘衝突防止用’に貼った

シール(理事会で5種類のなかから選んだ)にも

‘センスが悪い’という声があったとか・・・・・

やれやれ、・・・・・ここはもう、鈍感よ、鈍感!

何も聞かなかったことにしよう・・・・。

半分位の人が‘良い’と言ってくれれば充分です。

全員に認めていただこうなどど、贅沢は申しません!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これは内緒なのですが、先日、ある高齢の女性住人の方から

‘役員の皆さんで、美味しいものでも召し上がって’と

3万円の寄付!

管理組合のお金を飲食に使えない・・という理事皆の意向

なので、これは有難く、別会計にして、飲食に使わせていただいています。

何でも一生懸命やっていれば、誰かが、どこかで見ていてくれる   

 と感謝!

それにしても、マンション役員というのは、さまざまな雑音にも耐え得るー

鈍感さ・・・が必要である、と思ったことでした。

 

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