マンション日記(理事長編ーその24)
住人の老齢化の備え、ハード面がもう1つ残っていました。
エレベーターの中の手摺は、総会でも決定済み。
問題は「低位置ボタンの設置」(車椅子からも押せるように)
(病院には必ず付いているアレです。)
今日、H社から見積もりをもらいました。
1F~5Fまでの壁と、エレベーター内。セットで百数十万円。
・・・・・どうしよう?
皆、どういう意見かな?
上の方の階で60代以上で一人暮らしの方、結構いらっしゃいます。
車椅子で自立生活をするには、絶対必要だけど・・・。
実家の父は、足がかなりおぼつかなくなっても、
シルバーカーに乗っての‘自立生活’を5年以上は楽しみました。
一戸建てなので、手摺やスロープはもちろん、自由に家を改造して。
ヘルパーさん達や看護士さんにもお世話になりながら、気ままな
一人暮らしをずっと貫きました。
BUT,このマンションで、できるだろうか・・・?
廊下手摺は付けたけれど、ドアが重いし・・・。
BUT,あんまり、老齢化設備に力入れると、
一層高齢入居者が増えて、仕舞いに、ケアホームにならない?
BUT,自分の身になって考えると、設備があると安心である。
はてさて、理事会では皆さん、どうおっしゃるか・・・。
住民全体でアンケートをとると、反対の方が多いかも。
BUT,多数決じゃなくて、一番弱い人に合わせなくてはいけない
こともある・・・・。
BUT,皆のお金を合意なしに使うわけにはいかない・・・・。
切々と訴える‘組合便り’でも書いてからアンケートしようか?
まずは、来月の理事会で・・・・。