マンション日記(理事長編ーその42)
先週の理事会で、次期の役員報酬について協議した。
今期は、大規模修繕があったので、役員の負担が大きいことが
予測され、(前総会で)当マンションで初めて、役員会出席手当をつけた。
今期の体験を元に、次期は、
役職手当と出席手当の2本立ての
報酬制を提案して、総会に諮ることになった。
「マンション役員はボランティアで、報酬は要らない」という意見も
あるが、・・・大規模修繕を経た経験から言わせてもらえば、
役員皆の意にかなう工事や備品購入には、やはり、熱意と
労力と時間が必要とされる。
よく 「安かろう、悪かろうは困る」 だとか
「単に金額では比べられない」 とかという意見がまかり通り、
‘比較する努力’を放棄する組合もある。
確かに工事等、ズブの素人には解り難いが、それでも(関連のない)
3社以上の業者を呼んで、互いに他の業者の工事方法について
尋ねてみるなどすれば、その特徴、長所、短所、‘費用の相場’も
何となく掴めてくるものである。
備品購入など、サンプルを3種類以上持ってきてもらって
素材、機能、価格等、理事会で皆で協議して決める。
手間暇はかかるけれど、自分達の住まいについて、
心から親身になれるのは、自分達だけである。
微々たる役員報酬で、役員の皆さんの‘役割意識’が増し、
‘フットワーク’が軽くなれば、マンション全体にもたらされる
メリットは、計り知れないものがある・・・・と思う。
暮らしやすいマンションにする為、役員さんに
マメに動いてもらう為には、役員報酬は必要であると・・・
理事長を降りるので、主張しやすくなった・・・ので
言わせてもらいました。