マンション日記
今思い出しても、憤りを感じる出来事であった。
4年前、当マンションでは、インターフォンの故障がチラホラ。
我が家が理事長になって間もない夕方、集合玄関の親機からの雑音に気づいた。
メーカーのI社(この地域のインターフォンに関して、殆ど、寡占、独占に近い
有名メーカーである。)に電話すると、翌朝、修理の技師がやって来た。
朝から仕事を休んで工事に立ち会う私に向かって・・・
「いやァ、これは直るかなァ、・・・とにかく修理してみます。」
なんてことを言って・・・全戸の玄関前子機を開けていった。
朝の9時から夕方5時まで・・・・家事をしながら、心配して
修理現場に顔を出す私に、技師は・・・「これを更新すると1000万円位は
かかるかなァ」とウソブク。
(画像付きでも680万円の見積もりが出ている、・・・のに、
何でそんなことを言うのだろう・・・と不審に思いつつ聞いていたが)
夕方5時近くになり、集合玄関親機を開けて作業していた。
ピーという共鳴音が止まらなかったが、たまたま管理人さんが手をかざしたところ
止まったというので、・・・なんとナント、文字盤の金属の蓋の下に、ぺらぺらの
赤いセロファン紙を貼って、蓋を閉じて、技師はさっさと帰って行ったのであった。
仕事まで休んで、1日中修理にお付き合いした私としては‘信じられない’思いで
あったが、何しろこちらは素人、翌日は抜本的修理をしてくれるのであろう・・・
と信じていたが、あの赤いぺろぺろのセロファンが剥がれたら、と思うと、
気が気ではない・・・。
当惑しているところに・・・丁度、管理会社変更の候補の1社から連絡があり・・・
困っていることをポロっとこぼすと
・・技師を連れて、すっ飛んできてくれて・・1時間で直ったのである!
(勿論、セロファンは剥がして、ちゃんと修理してくれた!)
お助けマン・・・でもちょっと下心ありのお助けマン・・・
でも助かりました。感謝、感謝・・・なのであった。
(翌日以降・・・I社は抜本的修理に来るのかな、と思っていたが、
電話の1本もよこさなかった。セロファン修理で終わったのである!)
ついでながら、その1ヶ月後に開催された管理会社選定会で、
修理してくれた管理会社の別の社員が、
「あの時も、お手伝いしましたよね」と、いきなり私に振って・・・
「インターフォンの修理ではお世話になりました。」と皆の前で
言わせられてしまったのである・・・要領のいい会社ではある!
(でもやっぱり機敏に助けていただいて、有難かった・・・。)
それが今の管理会社です。(3年後の今では微妙な攻防戦も。でも前の管理会社
より、格段に良い管理をしてもらっている。)
その翌年、インターフォンは、I社製品でなく、P社製品にして、
3社の合見積もりをとって、理事会で決めました。
声だけで、映像は無しのものですが、文字盤がとても大きく、見やすくて、
木の切り株状のお洒落な形で、住民の評判は上々です。
(2008年9月のNo.57「インターフォン更新」をご覧ください。)
それにしても・・あの時のI社の態度、あれは何だったのでしょう?
市場を独占している会社の驕りでしょうか。(困っているのに、修理してくれず、
早く新しいものに更新しろ、と言わんばかりの対応でした。)
同じようにして振り回されているマンションがなければ良いのですが・・・・。