もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.106「インターフォン更新時の苦い思い出」

2009-04-24 | 日記・エッセイ・コラム

           マンション日記

今思い出しても、憤りを感じる出来事であった。

4年前、当マンションでは、インターフォンの故障がチラホラ。

我が家が理事長になって間もない夕方、集合玄関の親機からの雑音に気づいた。

メーカーのI社(この地域のインターフォンに関して、殆ど、寡占、独占に近い

有名メーカーである。)に電話すると、翌朝、修理の技師がやって来た。

朝から仕事を休んで工事に立ち会う私に向かって・・・

「いやァ、これは直るかなァ、・・・とにかく修理してみます。」

なんてことを言って・・・全戸の玄関前子機を開けていった。

朝の9時から夕方5時まで・・・・家事をしながら、心配して

修理現場に顔を出す私に、技師は・・・「これを更新すると1000万円位は

かかるかなァ」とウソブク。

(画像付きでも680万円の見積もりが出ている、・・・のに、

何でそんなことを言うのだろう・・・と不審に思いつつ聞いていたが)

夕方5時近くになり、集合玄関親機を開けて作業していた。

ピーという共鳴音が止まらなかったが、たまたま管理人さんが手をかざしたところ

止まったというので、・・・なんとナント、文字盤の金属の蓋の下に、ぺらぺらの

赤いセロファン紙を貼って、蓋を閉じて、技師はさっさと帰って行ったのであった。

仕事まで休んで、1日中修理にお付き合いした私としては‘信じられない’思いで

あったが、何しろこちらは素人、翌日は抜本的修理をしてくれるのであろう・・・

と信じていたが、あの赤いぺろぺろのセロファンが剥がれたら、と思うと、

気が気ではない・・・。

当惑しているところに・・・丁度、管理会社変更の候補の1社から連絡があり・・・

困っていることをポロっとこぼすと

・・技師を連れて、すっ飛んできてくれて・・1時間で直ったのである!

(勿論、セロファンは剥がして、ちゃんと修理してくれた!)

お助けマン・・・でもちょっと下心ありのお助けマン・・・

でも助かりました。感謝、感謝・・・なのであった。

(翌日以降・・・I社は抜本的修理に来るのかな、と思っていたが、

電話の1本もよこさなかった。セロファン修理で終わったのである!)

ついでながら、その1ヶ月後に開催された管理会社選定会で、

修理してくれた管理会社の別の社員が、

「あの時も、お手伝いしましたよね」と、いきなり私に振って・・・

「インターフォンの修理ではお世話になりました。」と皆の前で

言わせられてしまったのである・・・要領のいい会社ではある!

(でもやっぱり機敏に助けていただいて、有難かった・・・。)

それが今の管理会社です。(3年後の今では微妙な攻防戦も。でも前の管理会社

より、格段に良い管理をしてもらっている。)

その翌年、インターフォンは、I社製品でなく、P社製品にして、

3社の合見積もりをとって、理事会で決めました。

声だけで、映像は無しのものですが、文字盤がとても大きく、見やすくて、

木の切り株状のお洒落な形で、住民の評判は上々です。

(2008年9月のNo.57「インターフォン更新」をご覧ください。)

それにしても・・あの時のI社の態度、あれは何だったのでしょう?

市場を独占している会社の驕りでしょうか。(困っているのに、修理してくれず、

早く新しいものに更新しろ、と言わんばかりの対応でした。)

同じようにして振り回されているマンションがなければ良いのですが・・・・。

 

 

 

 

 

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No.105「学童保育」

2009-04-18 | 日記・エッセイ・コラム

           nonnon日記

我が息子も小学生時代、さんざんお世話になった児童会館であるが、この度、

そこで仕事をすることとなって、改めて‘現代の児童会館’が、どんなに働く

お母さんの子育てに、重要な役割を担っているかを知った。

Moyai_082

児童会館に来る子には

‘学童クラブに入会している子’と

‘自由来館の子’がいる。

‘学童クラブ’に加入できるのは、

小学1~3年の子で、下校しても家に保護者がいない子に限られる。

(保育園の小学生版である)

無料で、夕方6時まで、保護者が迎えに来るまで、責任を持って預かるのである。

春、夏、冬休みは、朝からお弁当を持って来て6時まで過ごす。

エネルギーが余るので、体育館や公園にも連れて行く。学校とは違って、遊びの

中で子供達の健やかな成長を育む場所なので、子供達はとてもノビノビして、

大勢の友達と兄弟にもまれて育っていく感じである。

4~5人いる職員の主な仕事は、子供達が喜んで生き生きする‘遊び’を研究する

ことと、‘安全管理’に気を配ることである。

共働き世帯激増の現代、子供達の健やかな成長の為に、大切な役割を担っていると

いえる施設である。・・・・ところで、少し仕事に慣れて来ると・・・・

本当に、子供達は可愛いなァ、と感動ムクムク!である。

今日は、微熱があって、‘頭が痛い’という女の子をしばらく抱っこしていた。

‘甘えオーラ’がいっぱいで、その子もしっかり満足したようで、私も幸福感

いっぱい!

公園では、ブランコがこげない男の子に、必死でアドバイス。

できなかったことが、できるようになる感動を共感した。

文句なく可愛い‘孫’のような子供達の世話をする仕事に就けて・・・・・

なんと、シアワセなのだろう・・・と思う。

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No.104「自分が嫌?」

2009-04-11 | 日記・エッセイ・コラム

            nonnon日記

今日は、午後、ちびっ子達を2人の指導員で、体育舘に連れて行った。

20人の希望者を連れて行って、結果、3人が(打撲で)泣いた。

Y君は、I君とぶつかって頭を打ち、オイオイ泣いていた。

(2人共、普段、激しい、ツワモノの2年生である。)

「お部屋に戻って、打ったところを冷やそう」と言っても

「いやだ」という。「絶対に野球をする」といって泣きじゃくる。

「できる?」と聞くと、「頭痛い」と泣く。

しばらく頭をナゼナゼしていると・・・・

「野球したいのに、できない自分が嫌だ」と自分の頭を叩く。

「病気したり、怪我した時は、体を休めるんだよ」というと・・・

「お父さんがいつも言ってるもん、そんなんじゃダメって・・・。」

「お父さん、熱あってもYシャツ着て仕事行くもん。・・・

お父さん、甲子園行ったんだ。優勝したんだ。野球もサッカーも、

何でもできるんだ。」と、しゃくりあげながら語る。

・・・わずか7歳の‘ガキンチョ’ながら、・・・これでは‘モーレツサラリーマン

休息を勧めるカウンセラー’の役ではないか。・・・なだめすかして、部屋に

連れ戻したが・・・お父さんの影響力はこの子にとって絶大である。

今の世の中の厳しさが、お父さんを通して幼い子にも伝わっているようにも

思える。・・・・‘目標に到達できない自分が嫌い’という考え方は、大人でも

時々見られるが、心の健康の点ではちょっと危険と思う。

この子が‘自分を好き’と思うことが多くなるように、ちょっと‘ものの見方’の

アングルの幅を拡げてあげることができたなら・・・・と思う。

 

 

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No.103「新1年生」

2009-04-08 | 日記・エッセイ・コラム

            nonnon日記

働いている保護者に代わって、小学低学年の子の、放課後の世話をする・・・

私の職場に新1年生が入ってきた。

Moyai_077 ところが先日、廊下を移動している時、・・・・

 なんと、なんと3年生のちょっと‘多動気味’の子が

Moyai_078 ポーンと1年生の子を

突き飛ばしたのである。階段の上から・・・・・

止める暇もない、あっという間の出来事・・・。 

「ウッワーーーー」どうしよう、骨折か、

頭打って・・・・と混乱しつつ、階段下を目で追うと・・・・・・

なんとナント、その1年生の男の子は・・・軽やかに階段を駆け下りて・・・

何事もなかった表情・・なのである。

「エー、ウッソー」 信じられない・・・今度は、その身の軽やかさに

目を見張る・・・・。(モデルになれそうな位、カワイーイ少年である。)

後で聞いてみたら、テニスを習っているそう。

小ちゃくても、並外れた運動神経の持主である。

また、乱暴者で、この子の周囲では必ず喧嘩が起こる・・・という4年生がいる。

ところが、気づくと・・・

何故かこの子と‘円満に’ゲームを楽しめる子がいるのである。・・・

・・・・キッズといえど、能力はさまざまで、決して侮れないのである。

これからいろんな発見をしていけそうで、楽しみである。

(多動の子は移動の時、手を離さないことだと深く反省。)

 

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No.102「新しい仕事」

2009-04-06 | 日記・エッセイ・コラム

           nonnon日記

そこは某小学校の中の空き教室に設けられた空間。

50人の1~4年生が、放課後、のびのびと、遊びを満喫。

マットや巨大ブロックやゲーム、本も沢山あって、‘教室’とは違って、子供達は、

何だか‘野性的’なのである。

体育館に連れて行ったり、勉強させたり、ゲームに付き合ったり・・・

どの子も生き生きして、しっかり‘地’を出すので、

仲良しも多いけれど、喧嘩も多い!

「先生、オセロしよう」「先生、私とゲームしよう」で、私を取り合って

あっと思う間もなく目の前で、蹴りあいの喧嘩が・・・。

1年生の華奢な女の子も、気迫で全然負けていない。

これだけ揉まれて育てば、例え一人っ子でも逞しく育つであろうと思われる・・・

環境である。で、そこで、お家の人が迎えに来るまで安全管理に心がけて見る・・・

のが私の仕事である。初日、校長先生のところに館長に連れられてご挨拶に

伺った・・・ところが・・・・・「あれー、00先生!!」

その校長先生、我が息子が小学校2年生の時の担任の先生であった。・・・・・

月日は流れて・・・ざっと15年・・・・。

ちっとも変わっておられず、・・・あの・・・「給食さえ無事に食べて帰って

くれば御の字」と思っていた、のどかな息子の懐かしい時代が脳裏に蘇った(??)

ンナわけで、なかなか良い職場である(??)

肉体的にはちょっとハードであるが、

サメの軟骨とグルコサミン飲んで、頑張ることにした。

「マンション日記」改め 「キッズ日記」となるやも知れません。

 

 

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