もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

NO.202「人の絆は財産」

2012-02-11 | 日記・エッセイ・コラム

           nonnon日記

体力を試されるような介護の日々は

続いていく・・・。夫も体が動かず痛みもあり、辛そうだが、

何とか2人、持ちこたえている。週に2日、病院にリハビリと

診療に通っているが、病院では、「’居宅介護支援‘に

努めますから、できるだけ自宅で頑張ってください」

というようなことを言われる。

聞けば、認知症となると、もっと大変らしい。

普通の病院には入れてもらえない(余程重度ならば

精神病院?)ので、グループホームだが、

私の住むこの地方で、月に10~15万円の

費用がかかる施設が主流だ。

夫婦の一方が認知症になった場合、年金からその費用を出して、

自分の生活費も確保できる熟年、シルバー層が

何割いるだろう。自宅で看るとなると、昼も夜もなくなり、まさに

「病人が倒れるか、介護者が倒れるか」の状態になるであろう。

その際は、介護保険をフルに使って、デイケアや、小規模多機能

でしのぐ他ないかもしれない。

我が家の場合、小規模多機能施設や、訪問リハビリ・看護等

のスタッフに支えてもらっているが、精神的には、

夫の友人、私の友人も本当に有難い存在である。

たまに遊びに来てくれた友人と若い頃の話をして笑う時

の夫は、本当に楽しそうである。

時々ランチや飲み会、おしゃべりに誘ってくれる私の友人は

’心の健康の薬’で、心から有難いと思っている。

心を許せる友人というのは、それまでの共有した人生の歴史

の中で、肯定しあえる価値観を持っているので、

安心して本音が語れる。私の年齢になると、

それが本当に‘貴重’に思えるのだ。

(10代、20代の‘切磋琢磨’‘刺激し合う存在’とは違う。)

‘人間’というのは‘人の間’にあって人間なのだ。

苦難の時にさりげなく、手を差し伸べてくれる友人は

貴重な‘財産’だと思っている。

また私も余裕ができたなら、苦難にある誰かに手をさしのべ

られたならと思う。

核家族のまま、老いていく時代である。

熟年になったら、‘遠くの親戚’より‘近くの友人’では?

 

 

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