もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.244「切ない光景」

2013-11-28 | 健康・病気

                nnonnon日記

 

 

夫の病棟に、32歳の

若い男性が入院している。奥さんは、25歳。

まだ新婚2年で、脳血管障害で、倒れたらしい。

入院4か月目位になるだろうか。

青年は、毎日、若くて可愛いお嫁さんが来て、

青年のご両親も来て、明るく介護されている。

青年のお父さんは、(ちょうど、私と同じ位の年代で)、

よく、休憩フロアで、ヒョウキンに家族を笑わせている

光景などお見かけする。

とても感じの良いご一家なのだ。

でも、でも・・・この青年、リクライニング車いすに乗り、

言葉はしゃべれず、見るからに、かなりの重症で、

社会復帰は・・・という病状に見える。

4か月前まで、きっと、楽しくて、人生最良の時間を

過ごしたに違いない。幸せに包まれた、華やかな

結婚式も目に浮かぶようだ。

若い二人にとって、あまりに残酷な運命である。

お嫁さんのご両親は、どんな気持ちであろう。

愛情が深く、誠実な女性ならば・・・・、

彼の傍を離れられない・・・・だろうか・・・・。

でもこのまま、子供も持たず、介護で一生を終る,ことになる・・・。

やがて30になり、40になり・・・・、

そんな人生ってありかな・・・・。

別の人生を歩むことになっても・・・大きな、葛藤が残るであろう。

屈託のない、可愛いお嫁さん、今は一途に明るく介護している。

・・・・そうだね、今が大切だね。

オイ、青年、リハビリ頑張れヤイ!

そのうちIPS細胞で、復活できるかもしれないかんね!

泣くなヤ、青年!

 

 

 

 

 

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No.243「気管切開・・・その後」

2013-11-21 | 日記・エッセイ・コラム

              nonnon日記

 夫が気管切開手術を受けてから、早3週間近くになる。

最初3~4日は、痛そうだったが、

日が経つにつれ痰も少なくなり、呼吸も楽そうで、

平穏な日々が戻ってきた。

手術の決断には、夫も私も迷ったけれど、今では

手術を受けて 良かったと思っている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

手術前は、肺炎が治ってからも、ヒーヒーという独特の

‘喘鳴’が続き、呼吸が苦しそうで、痰の吸引に緊迫感が

あり、私も生きた心地のしない日々が1か月以上続いた。

インターネットで病気について調べた時に・・・

「気管切開というと、躊躇する人が多いけれど・・・・迷って

いるうちに肺炎を起して亡くなった人を私は何人も見た」 

 という誠実そうな介護スタッフの某ブログにも出くわした。

加えて、‘気管切開は、人工呼吸器に繋がる’ ものとばかり

思っていたが、大きな誤解であったことが判明!

人工呼吸器に繋ぐのは、また別問題でー

気管切開とは、痰を取りやすくし、空気の通り道を確保する為、

単に気管に穴を開ける施術で、30分位でできる手術である。

穴も小さいので、差し込んでいるバルーンとカニューレを抜けば

1日で塞がってしまうそうである。

呼吸がすっかり楽になった夫は、またナースコールを頻繁に

押し、視線入力装置で何だかんだとまた、たどたどしく、

かつしっかりと・・・私に注文・指示を出す日々を再開している。

 

 

 

 

 

 

 

 

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