nnonnon日記
夫の病棟に、32歳の
若い男性が入院している。奥さんは、25歳。
まだ新婚2年で、脳血管障害で、倒れたらしい。
入院4か月目位になるだろうか。
青年は、毎日、若くて可愛いお嫁さんが来て、
青年のご両親も来て、明るく介護されている。
青年のお父さんは、(ちょうど、私と同じ位の年代で)、
よく、休憩フロアで、ヒョウキンに家族を笑わせている
光景などお見かけする。
とても感じの良いご一家なのだ。
でも、でも・・・この青年、リクライニング車いすに乗り、
言葉はしゃべれず、見るからに、かなりの重症で、
社会復帰は・・・という病状に見える。
4か月前まで、きっと、楽しくて、人生最良の時間を
過ごしたに違いない。幸せに包まれた、華やかな
結婚式も目に浮かぶようだ。
若い二人にとって、あまりに残酷な運命である。
お嫁さんのご両親は、どんな気持ちであろう。
愛情が深く、誠実な女性ならば・・・・、
彼の傍を離れられない・・・・だろうか・・・・。
でもこのまま、子供も持たず、介護で一生を終る,ことになる・・・。
やがて30になり、40になり・・・・、
そんな人生ってありかな・・・・。
別の人生を歩むことになっても・・・大きな、葛藤が残るであろう。
屈託のない、可愛いお嫁さん、今は一途に明るく介護している。
・・・・そうだね、今が大切だね。
オイ、青年、リハビリ頑張れヤイ!
そのうちIPS細胞で、復活できるかもしれないかんね!
泣くなヤ、青年!