もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.249「奇跡,起きてよ」

2014-02-27 | 健康・病気

              nonnon日記

夫の病室、隣のベッドは、いつも脳外科の患者。

3~6か月で転院していく患者が多い。

先週から入った人は、60歳。

3年前から透析を始め、1か月前、脳内出血で

救急車でこの病院へ運ばれ、大手術を受けたそう。

午前と午後、熱心なリハビリを受けているが、

時々、目を開けるだけの‘意識不明’状態。

50代の奥さんは、働きながら、毎夕やってくる。

そして「オーイ、おきろ~、いつまで寝てるんだ~い」

と、毎日、毎日、夫の耳元で叫ぶ。

歌謡曲が好きだったと聞いて、それでは私も‘お手伝いを’と、

アイパッドで、クールファイブだの、石田あゆみだのと・・・

音に反応して目を開けるので、聞かせていたら・・・・

生真面目看護師さん、やってきて・・・・

「ウルサイです。他の患者さんの安静の妨げです・・・・」

そうお?やっぱり?すいませ~ん。

音楽の好きそうな看護師さんが、部屋係りの時を

見計らってかけることにした。

足をリハビリしてもらっている時など、両手を上げたりする。

全然反応がないのなら、あきらめるけれど・・・・

もしかして、奥さんの思いが通じて、‘奇跡’が起きないか、

と、つい期待してしまう。

どんな夢を見て、眠り続けているのだろう。

神様も、罪なことをなさるものである。

 

 

 

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No.248「 雪 」

2014-02-13 | 日記・エッセイ・コラム

         nonnon日記

北国の雪まつりも、昨日で終わってしまった。

今年は海外からの観光客がとても多かったそうだ。

TVで雪まつりのニュースが流れる度・・・ヒヤヒヤした・・・。

4歳になったばかりの孫が・・・「行く」と言い出さないかと・・・。

案の定、最終日の午前中・・・またTVで紹介されると・・・

「○○○、(自分の名前 ) 雪まつり行くゥ 」と、叫んだ。

「風邪が治ったばかりなのにィ?・・それにトッテモ、サムイヨ~~」

なんて、止めてもムダよ、オッカサン・・・。

というわけで、娘と孫はこのド寒い中、出かけていきました。

氷の滑り台を、何回も、何回も、滑ったそうで、大変満足して

帰ってきました。電話でパパに嬉しそうに報告していました。

4歳になった孫にとって、雪は楽しい友達です。

入院中の夫も、ベッドから窓越しに空を見ます。

降る雪を見ることができます。

夫が最近、視線入力装置に俳句を入れました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       高みより  うたかたの地に  雪は降る  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

頭はしっかりしているのに、体が動かなくなった夫・・・。

どんな思いで、雪を見ているのでしょうか。

 

 

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