nonnon日記
夫が今の病院に転院して早、4か月近くなる。
視線入力装置は使えず、YES,NOの質問にマバタキで答える程度
ではあるが、前の病院で苦しんだ筋緊縮や痛み、唾液と痰が画期的に
少なくなったので、私としては‘良し’としている。
さらに・・・インターネットブログで、同じく神経難病の人が
「喉頭気管分離術」という手術を受けた・・・という記事を見つけ、
(先日お見舞いに来てくれた)夫が最初に入院した病院の言語聴覚士
さん(とっても可愛い若い女性)にそのことを訪ねたら・・・・
「それは近くの S病院でやってますよ。」という貴重な情報が。
それをまた、今の病院でちょっと頼り甲斐のある看護師さんに尋ねたら・・・
「それなら病状が安定してる‘今’が手術時では?」
というので、今の若い主治医先生に要望を書いたお手紙を提出したら、
「そちらの病院に当って検討します」 ということになった。
もしも、この手術をしてもらえたら・・・気管と食道が分離されるので、
誤嚥性肺炎の危険性が、まずなくなる。
夫は痰でむせた時や、きつく吸引された時に、よく流動食を吐くので、
流動食が流れている間と、その後消化してしまうまで、2時間半以上は、
夫の傍ではらはらして見ていなければならない。
痰も格段に少なくなって楽になるそうだし・・・前から夫も希望しているし・・・
ああ、手術してもらえるといいな、と思う。
今日、隣の部屋の70代前半の奥さんを看ているご主人が・・・
「ALSやパーキンソンの患者は再生医療の治験が始まっているそうだよ。
ウチのは、もう間に合いそうにないけど、あなたのご主人はまだ若い。
頑張りなさいよ。」
何やら・・・戦場で、弾に当たって倒れた兵士が、
「私に構わず、逃げ延びてくれー」 と言っているような・・・・。
いえいえ、一緒に(病気から)逃げて一緒に生きましょう!
どうか、あきらめないで・・・。