もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.315 「父の猫が来ることに」

2016-10-27 | 日記

          nonnon日記

もろもろの事情で、父が飼っていた猫を引き取ることになった。

夫の病状が安定してきたので、大丈夫かな、と思っている。

このブログのバックナンバー2008年10月NO.60「番猫」の息子猫ハクである。

あれから8年、ご縁のあった猫である。来週、九州から北海道まで旅してくる。

でもねェ・・・。父の家、一戸建の家で生まれて18年間、台所のドアに穴を

開け、自由に出入りして暮らしてきた猫である。

3LDKのマンションの我が家で、ストレスがたまらないだろうか?

遠い記憶をたどれば・・・ハクが一番、トイレ癖が悪いと、父が嘆いていた

ような ・・・「こんなところにオレを閉じ込めやがって・・・、クソー」

というわけで、文字通り、クソまき散らし・・・なんてないだろうか?

私は毎日病院の夫に付き添う生活なので、一人というか一匹にする時間が

長い・・・・何をされても、父の遺児・・・じゃなかった遺猫なので、

怒れないし・・・(これまでの彼の苦難を思うと)是非幸せな晩年を送って

もらいたい・・・でもデモ・・・「えー」とビックリすること、しないよねー

結構な歳だし、もう落ち着いてるよねー。

というわけで、私の葛藤は尽きない・・・・

えーい!猫の一匹も幸せにできなかったら、情けないではないか。

また私の「踏ん張り時」がやってきた!

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No.314「夫が笑った」

2016-10-18 | 健康・病気

                     nonnon日記

先日、病室で夫とテレビを見ていた。

(夫は、流動食が入っている間は、必ず右を向いて寝かされるので、

病室で左側に置いてあるテレビ画面が見えない。それでいつも鏡をつるして

角度で程よく反射させた画面を覗き込むようにして見ている。)

「花人間フォト」というのが紹介されていた。

髪に素敵に花を飾りつけて(盛り付けて、という感じ)お洒落な写真を撮影

するというもの。幅広い年代に人気が出ている、そうである。

「へえ・・・・面白いわねェ・」と感心して見ていた私。

でも・・・フット、ある情景が思い浮かび・・・・

「あれ?でもこれ、この辺、私の顔の両側に花がビッチリある写真あったら・・

それ、私が棺桶に入っている写真になんない?」

そう言って右側を向いている夫の顔を覗くと・・・・顔がくしゃくしゃに

ゆがんでいる。

あ、笑ってる、ワラッテル・・・と、私も可笑しくなって

二人で、思い切り笑った。(ブラックユーモアになったが)

こんな風に、夫と笑い合ったのは、久し振りな気がする。

もっと、もっと、二人で笑えるといいな、と思った。

 

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No.313 「抗生剤 ミノサイクリン のこと」

2016-10-16 | 健康・病気

                 nonnon日記

夫が39.3度の高熱を出した日から12日目になる。

今では夫はすっかり良くなった。熱の出た日の夕方から抗生剤ミノサイクリンを

胃ろうに入れてもらい、翌日には熱は37度台に下がった。しかし、である。

その日、夫はシャックリが一日中、続いたのである。

たかがシャックリといえども、夫の場合、呼吸が乱されて、血液中の

酸素濃度が下がってしまうので、心配した。

主治医先生が回診の折、「シャックリは、横隔膜の神経によって起きるんだよね。」

とおっしゃる。「神経・・・・」それで、私はハットした。

前夜、家のパソコンで抗生剤ミノサイクリン について調べた中に・・・

「ミクログリアの活性化を抑制する・・・脳の発達や神経回路形成に影響する

ことが、動物実験で確かめられている。・・・統合失調症の研究に使われる。」

という記述があったのを思い出した。

家に帰って、その箇所を印刷して翌日主治医先生に持って行ったら・・・

「そうだね。薬には、まだ解っていない作用もあるからね。」

ということで、同じ細菌を殺す薬でも、セフェム系とやらの薬に変えて

くださった。

「素人が、差し出がましく何を言う」という医者も多い中で、

今の主治医先生は、人間的に謙虚で、誠実で、柔軟で、コミュニケーション力

が高くて、患者家族としては、大変有難く思う。

翌日にはすっかりシャックリも消え、途中、お腹が下ったりはしたが、

(抗生剤で、お腹の良い菌も死ぬそうで)順調に回復している。

ミノサイクリン という薬、ニキビ治療にも使われる一般的な薬のようで

あるが、神経系統に敏感な、うちの夫には合わない薬だと思った。

ウルサイ患者家族と思われるかな、と迷ったけれど、受け止めていただけて、

ホット安堵した。

 

 

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No.312「父が逝ってしまった。」

2016-10-10 | 日記

                  nonnon日記

先月、父が亡くなった。95歳だった・・・。

これについては、思うことが多すぎて、今は書けない。

現実的に今問題なのは、父が飼っていた猫なのである。

親子猫で、6年間老人ホームに入居している父の留守宅を守ってきた。

でも去年の冬、姉が2階を探したところ、母親猫が布団の中で冷たくなっており、

傍に息子猫がひとり、じゃなく一匹で、じーっとうずくまっていたそう。

この息子猫、17歳になる。今は姉が人に頼んで、餌をやってもらっている。

さて、この息子猫をどうするか・・・・。

姉のところは、子供や孫達がアレルギーで飼えないそう。

隣の家のおじさんも、可愛がってはくれているが、引き取ってくれる気は

なさそう。我が家が引き取るべきか・・・

夫の看護で、毎日病院で、構ってあげられる時間が少ないけれど・・・

猫は家に付く・・・というけれど、・・・

17歳で、全く違う環境に慣れることができるのだろうか??

父の世話ができなかった分、せめて、父がきっと気がかりのまま逝ったであろう

父の猫の世話をしてやりたいと思うけれど・・・。

迷っている折、夫が39.3度の熱を出した。蜂窩織炎らしい。

重たいものが、どっと、一度にやってくることがある。

どうしよう、どうなるのだろう?

可哀想な温和な息子猫・・・。どんなに心細い思いでいることだろう。

私にとってこの秋は、'重い秋` になった。

 

 

 

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