日本橋高島屋の民藝展を堪能した友人と私は、
本来の目的地である東日本橋のお花屋さん「gigi」さんに向かう。
そこでフラワーアレンジの単発レッスンを受けることになっている。
実は今年の2月、この友人がこのお花屋さんでお片付けのセミナーとアレンジレッスンをセットにしたイベントを催した。
私も参加することになっていたのだけれど、その直前に気管支を痛めて、咳が止まらない。
ちょうどコロナが流行り始めてきたころ。
原因ははっきりわかっているけれど、周りの方たちが不愉快な思いをしてはいけないので、欠席した。
で、私が残念がっていたため、彼女が今回のレッスンに誘ってくれた、というわけだ。
東日本橋には以前に何度か「マルニ木工」という家具メーカーのショールームを訪ねたことがあったが、担当の営業さんが辞めて以来だなあ。
gigiさんのお店は、そのショールームからほど近い小さなお店。
シンプルだけどディスプレイも素敵。
この日の花材は秋の気配が漂う色。
撮影があってたくさん仕入れたので普段ならレッスンには入れられないちょっとお高い紫陽花が入っています。
今日はラッキーですね、と先生はおっしゃる。
そのアジサイをはじめとして、
ベル型のクレマチス
秋明菊
段々菊
フジバカマ
スカビオサ
ヤマゴボウ
木いちご
ゼラニウム
などなど・・・
野に咲くイメージでアレンジするらしい。
最初に大きい紫陽花の位置を決め、どんどん挿していく。
ヤマゴボウが大きくて扱いが難しそうだな、と思っていたけど、ばさっと入れると意外といい仕事をしてくれる。
高さとか、お花の向きとか先生がちょくちょく教えてくれて、なんとなく出来上がりました。
確かにとても自然で野に咲くイメージ。
淡い色合いも素敵。
ゼラニウムのいい香りもする。
買ったみたいラッピングしてもらい、お菓子もいただいて、大満足。
家に帰って早速玄関に飾ります。
帰りがけにお店で売っていた「黒ほおずき」がかわいくて、ついつい買ってしまう。
これはちょっと「和」っぽい気がして、床の間に飾る。
ふつうのほおずきだと、茎はピシッとまっすぐだけど、
この黒ほおずきはちょっとうねっとしてるのがたまらない。
ここ数年のうちに、最寄りの駅の周りのお花屋さんが次々と閉店してイオンのお花売り場でしか花を買えなくなって久しい。
こんなことを言うと申し訳ないが、いつも同じようなお花だし、なんといっても鮮度が悪い。
こんなに傷んで葉っぱや花が茶色くなってるのに値段はそのままってどういうことなんだろう、と癒されるどころか憤る。
コロナ禍のステイホームで都内へお買い物に行くこともなかった。
久々のデパートやお花屋さんでストレスが一気に解消された気がする。
声をかけてくれた友人に感謝感謝
今月はいつも通っているアレンジスクールでも秋の壁掛けを作ることになっている。
まだ暑いけれど、日は短くなって、庭でセミも鳴かなくなった。
暑いこと以外何もなかった夏が終わろうとしている。
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