食パン 食べ比べのあと...
『紙の月』(12/17 劇場にて)
制作国:日本(2014年)
監督:吉田大八
脚本:早船歌江子
原作:角田光代
出演:宮沢りえ(梅澤梨花)、池松壮亮(平林光太)、
大島優子(相川恵子)、田辺誠一(梨花の夫)、
近藤芳正(井上 )、小林聡美(隅より子)、
佐々木勝彦(小山内等)、天光眞弓(小山内光子)、
中原ひとみ(名護たまえ)、平祐奈(14歳の梨花 )、
石橋蓮司(平林)他
吉田監督といえば、「桐島、部活やめるってよ」で、構成の良さが際立っていたので、期待していた映画です。読み始めた原作も、冒頭から 良く書けた作品であるのは 歴然です。同伴の友人が言うには テレビ版もなかなかの出来であったとか。小説、テレビドラマ、映画と、それぞれ表現手段が違えば 作品としても別物であろうとは思います。それでも、映画という 限られた時間の中で描くに当たって、外しちゃならない押さえどころがあるんじゃないかと思うのです。
田辺誠一演じる夫のどこに不満や違和感を感じていたのか、何が 梨花を物欲に 買い物依存に走らせたのか。大島優子演じる同僚のささやきに誘発されたところはあるでしょうが、心の穴の描き方が足りない様に思います。ましてや 光太と恋に落ちる下り至っては あまりに唐突。横領事件を起こした人物に、必ずしもはっきりとした理由があるとは限らないかも知れませんが、それじゃぁ物語としてどうなのよっ!! 恋模様を丹念に描きたかったからか、丁寧に描くべきところを 悉く外している様に思います。恋から堕落への様相を描いたのだとしても、体当たりといわれた二人の絡みは 少しキレイに撮り過ぎですしネ。せっかく七年振りの主演映画なのにぃ~ 勿体ないなぁ~~
といいつつ、宮沢りえ、小林聡美、大島優子、そして 中原ひとみにいたるまで、女優陣の光る映画ではありました。脚本・構成に 難ありだったかな... と感じた次第です。
『紙の月』(12/17 劇場にて)
制作国:日本(2014年)
監督:吉田大八
脚本:早船歌江子
原作:角田光代
出演:宮沢りえ(梅澤梨花)、池松壮亮(平林光太)、
大島優子(相川恵子)、田辺誠一(梨花の夫)、
近藤芳正(井上 )、小林聡美(隅より子)、
佐々木勝彦(小山内等)、天光眞弓(小山内光子)、
中原ひとみ(名護たまえ)、平祐奈(14歳の梨花 )、
石橋蓮司(平林)他
吉田監督といえば、「桐島、部活やめるってよ」で、構成の良さが際立っていたので、期待していた映画です。読み始めた原作も、冒頭から 良く書けた作品であるのは 歴然です。同伴の友人が言うには テレビ版もなかなかの出来であったとか。小説、テレビドラマ、映画と、それぞれ表現手段が違えば 作品としても別物であろうとは思います。それでも、映画という 限られた時間の中で描くに当たって、外しちゃならない押さえどころがあるんじゃないかと思うのです。
田辺誠一演じる夫のどこに不満や違和感を感じていたのか、何が 梨花を物欲に 買い物依存に走らせたのか。大島優子演じる同僚のささやきに誘発されたところはあるでしょうが、心の穴の描き方が足りない様に思います。ましてや 光太と恋に落ちる下り至っては あまりに唐突。横領事件を起こした人物に、必ずしもはっきりとした理由があるとは限らないかも知れませんが、それじゃぁ物語としてどうなのよっ!! 恋模様を丹念に描きたかったからか、丁寧に描くべきところを 悉く外している様に思います。恋から堕落への様相を描いたのだとしても、体当たりといわれた二人の絡みは 少しキレイに撮り過ぎですしネ。せっかく七年振りの主演映画なのにぃ~ 勿体ないなぁ~~
といいつつ、宮沢りえ、小林聡美、大島優子、そして 中原ひとみにいたるまで、女優陣の光る映画ではありました。脚本・構成に 難ありだったかな... と感じた次第です。