たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

年の初めの映画の日

2013年01月02日 11時08分21秒 | 観る

年末を郷里で過ごしていたこともあって all出来合のおせちですが
なんとか体裁だけは整えて 子ども達と新年を祝いました

oshibanayoshimiさんが ゆっくりじっくり煮含めた紫花豆
親子で 美味しく戴いています

今年の雑煮は 買い物の都合もあり 関東風の具材
つゆは うす口醤油を使った 西日本風です


ちょこちょこ何種類も詰め合わせてあったおせち
一回で食べきる量のパッキングなので 毎食あれやこれやと盛り付け楽しんでいます



年の初めに 親子で映画
 ~ 久し振りに泊まり掛けで戻っているお嬢も一緒に ~
レ・ミゼラブル(1/1 劇場にて)

原題:LES MISERABLES
制作国:イギリス(2012年)
監督:トム・フーパー
作:アラン・ブーブリル (フランス語版歌詞)
  ハーバート・クレッツマー (英語版翻案)
制作:キャメロン・マッキントッシュ
原作:ヴィクトル・ユーゴー
出演:ヒュー・ジャックマン(ジャン・バルジャン)、ラッセル・クロウ(ジャベール)、
   アン・ハサウェイ(ファンテーヌ)、アマンダ・セイフライド(コゼット)、
   エディ・レッドメイン(マリウス)、ヘレナ・ボナム=カーター(マダム・テナルディエ)、
   サシャ・バロン・コーエン(テナルディエ)、サマンサ・バークス(エポニーヌ)、
   アーロン・トヴェイト(アンジョルラス)、イザベル・アレン(コゼット[少女時代])他

完成度の高い超大作です。
ミュージカル版の舞台は未見ですが、『レ・ミゼラブル』との出会いは早くて、小学校低学年の頃 “世界こども名作全集”といった類の絵本にあった『ああ無情』が最初でした。絵本の体裁ですから、もちろん大胆に割愛されていたのでしょうけど、その後 ちゃんと原作を読んだか(ちょっと定かじゃありませんが)、物語としては決して初めて知る話ではなく、自分の頭の中に作り上げられていた場面と きちんと結びつくものでした。ただ、書かれた時代も古いので 現代の倫理感や秩序に合わない面も多く ツッコミどころも多々ある訳で、個人的には リアリティのある映画という媒体である分、自分の感情の流れに合わな事も多く どっぷり入り込む感じではありませんでした。舞台でなら効果的な 歌終わりのスパン!!と切れる場面転換も、時に 気持ちを断ち切られる感が否めません。ただ、この作品は ストーリー性よりも 歌と役者が見どころだと思いますし、充分に観る価値のある作品だと思います。役柄の感情をたっぷり見せられるのも 映画ならではですが、舞台版の 劇場内に響き渡る歌声を思うと それだけで感動に胸が高鳴るであろう事は 想像に難くありません。殆ど同じ構成でありながら 映画と舞台では それぞれに長所短所がありそうです。それでも、帝国劇場に足を運んでみようかな... という思いを掻き立てるに足る作品に仕上がっています。何度も聞きたくなるナンバーに魅了されました


『レ・ミゼラブル』といえば、出版された直後 売れ行きを心配したユーゴーが、出版社に一文字「?」との手紙を送り、出版社から「!」の返事が来たという逸話が。今作は、私にとって 肌馴染みの良い物語ではありませんでしたが、きっと沢山の賞を受けることでしょうね。これまでの役柄から大きく脱皮したアン・ハサウェイのファンテーヌもとても魅力的ですが、共感しやすいという観点からも サマンサ・バークス演じるところのエポニーヌが好きです ヒー・ジャックマン、ラッセル・クロウの熱演は言うに及ばず、ヘレナ・ボナム=カーターに到っては 彼女の持ち味 炸裂でした


【追記】そういえば、『ミス・サイゴン』も舞台の臨場感で感動したけど、マダム・バタフライのアジア版的内容の物語に共感するところはないし、クリスは どだい白人目線の酷いヤツ!! ...なんだけど、『ミス・サイゴン』にせよ『レ・ミゼラブル』にせよ、既に古典化しているミュージカルなので内容そのものより演じ手という 古典芸能やバレエの様な楽しみ方が相応しいのだと思います。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (加奈)
2013-01-02 23:55:12
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします♪

偶然ですねー。
私も1日に映画『レ・ミゼラブル』観てきました。
舞台版を何度か観ている私は、舞台のあんなシーンやこんなシーンとリンクして号泣……
帰りは頭が痛くなりました(笑)
舞台版のレミゼも、この春に新演出で上演されるようです。
演出が変わってどんな感じになるのだろう?と思っています。
mayumiさんもぜひ、この機会に!!←何の宣伝だよ(笑)
返信する
加奈さんへ (mayumi)
2013-01-03 00:34:50
新年おめでとうございます。
こちらこそ、本年も宜しくお願い致します(*^_^*)

昨年、公開して 直ぐにも観に行きたかったのですが、時間が取れず、
昨日 子ども達と行って来ました。
「目が痛くなるほど泣いた」「始まって30分くらいからずっと泣いてた」など、
色々耳に入っていたので 期待が強すぎたというのもあるかも知れないけど、
やはり 物語そのものより 歌や演出の妙というところに尽きるでしょうか。
舞台は未見ですが、歌の迫力は舞台、演技の迫力は映画に軍配と読んでいます。

舞台版の演出 変わっちゃうんですね。
加奈さんは、従来の演出と比較してみることが出来るから、より楽しめますね。
私も、帝劇での鑑賞 検討してみようと思います。
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Unknown (けいまま)
2013-01-03 14:23:06
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします (2 度目のご挨拶かしら?)
「ああ無情」とか「岩窟王」とか「少女コゼット」とか、いろんな物語がごっちゃになってますが、ミュージカルは3回ほど見ました。いつみても号泣...
迫力満点で役者さんもさぞかし気持ちよかろうと思って見ていました。
ミュージカルを映画版にした場合、普通は歌を後から入れるんですってね。
でもこれはその場で歌も一緒に撮っていたとかで、きっと聞きごたえがあるんだろうなーと思っていました。
正月休み中に行ってみたいな。
と言いつつ、私は本日からお仕事始めてます (汗)
返信する
けいままさんへ (mayumi)
2013-01-03 15:31:52
新年おめでとうございます。

あのね、御覧になって損はないかと。
役者陣、見応えありますし、歌も 聴き応えありです。
特に、アン・ハサウェイの歌は 聞きしに勝るものがあります。
あれだけ感情を込めてというのは、舞台でやったら
身が持たないでしょうし、映画ならではだと思います。

じゃあ、なにが気に入らなかったのか、
どうして入り込み切れなかったのかと言うと、
ちょっと説明が難しいのですが、大人になってから『王様と私』を
観た時と似た感覚なんですが、やはり 時代が違うというか、
ん~~ じゃあ、時代物は 悉く駄目なのかというと
これがまた そうではないのですが、だってジャベール 死ぬ必要なんか
無いじゃん とか、ファンテーヌ もっとなんとか出来るじゃない!! とか、
既に完成されている部分での不服なので、映画の出来不出来の
問題では無くて... だから、きっと 私自身は 舞台で観た方が
浸れるんじゃないかな と思っているところです。

『巌窟王』は違うけど、『ああ無情』と『少女コゼット』は、
レ・ミゼラブルでしょ? 私は、『少女コゼット』って知らないのだけど...
ジェネレーションギャップ!? (*_*)

本年も宜しく♪ お仕事 頑張って☆
返信する
おせち~ (NAO)
2013-01-03 15:48:40
あけましておめでとうございます。
あ・・・2回目ですね^^:
↓の記事でもご挨拶したような^^;;

おいしそうなおせち♪
我が家は、子供がおせち料理を嫌がるので
大人が食べる分のほんの少量だけ作っただけでした。
田作りとか酢ごぼう・酢レンコン、子供一口も手をつけない・・・。
栗きんとんぐらいでした^^;;;;

「レ・ミゼラブル」
日本初演を観て感動した一人です。
mayumiさんが仰るように、歌の迫力は舞台、演技の迫力は映画に軍配ですかね。
歌は、やはりミュージカル俳優さんの方が声量もありうまい。
ですが、これは映画、演技でカバーされていたように感じました。
エポニーヌ役を演じたサマンサ・バークスは、舞台でも
同じ役演じてたので、とても安心して聴くことができました♪
エポニーヌ、ほんとに良い子だ☆
返信する
NAOさんへ (mayumi)
2013-01-03 17:04:47
おせち、私も この度初めて 注文してみました。
このところ 兵庫の母と旅館で迎える新年が 続いたので、当然 おせちの用意もしていないのですが、
それまでは 兵庫に居ても 受験絡みで帰省しなかった年も、
それなりに自分で用意していました。
ところが今年は、クリスマスの数日後から大晦日に掛けて 広島の実家に
戻る段取りで、流石にお節の用意までは手が回らず、加えて
これまでは年末年始も勤務だった娘が 今年は一緒に過ごせそうだというので、
ならばと ひと品ずつパックされたタイプの物を取り寄せることにしました


> 「レ・ミゼラブル」
> 日本初演を観て感動した一人です。
ホント、すみません
『レ・ミゼラブル』については、もう 舞台のリピーターが多いのも承知、
ファンの方のブーイングも承知で 自分で感じたまま書いちゃいました
なんていうか、もう「それはユーゴーに言って!!」って範囲のイチャモンなので、
舞台ファンの方にも 今回の映画に感動しておいでの方にも、本当に申し訳ない話です。

> 歌は、やはりミュージカル俳優さんの方が声量もありうまい。
> ですが、これは映画、演技でカバーされていたように感じました。
同感です。ミュージカルの歌は 語りと同じですから、
歌唱力があれば もうそれに超した事はありませんが、演奏に乗せて語る様な調子でも
成立するし、寧ろその方が良い場合もあるので、そこは問題ないかと思います。
アン・ハサウェイの“夢やぶれて”が何よりの証拠ですョね。
涙で声にならないんじゃないかと思えるようなあの歌は 秀逸だと思います。
(ここで泣いた人も多いのだろうなと)
ただ、群衆のコーラスとなると 劇場中に反響し客席を巻き込む様な
舞台版の歌声には どうしても敵わないというか、物語の弱点を
補って余りある絶対的なパワーで迫ってくるのが舞台版ではないかと感じました。

> サマンサ・バークスは、舞台でも同じ役演じてた...
そうなんだ!!
なるほど、それで 周りの名だたる俳優陣とは ちょっと違ったムードを持っているんですね。

:::エポニーヌ役の候補として争っていたのが、リア・ミシェル、
スカーレット・ヨハンソン、そしてテイラー・スウィフトというそうそうたる面々。
実際、テイラー・スウィフトで本決まり、と報じられた直後での抜擢となったのが
このサマンサ・バークス...::: ですって☆
へぇ~~ 全然知りませんでした。
NAOさん、ありがとうございます
返信する
Unknown (れこりん)
2013-01-03 21:46:30
mayumiさん、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします(*^_^*)

出来あわせに見えませんね~♪
お節料理ってたくさん作っても飽きてしまうので
出来あわせをちょこっと用意するので十分かも。
我が家は早くもビーフシチューです(笑)
返信する
れこりんさんへ (mayumi)
2013-01-04 00:03:01
れこりんさん、新年おめでとうございます。

お重に詰め合わせた状態で届く物と違って、これだとホント
自家製の様に見えちゃいますネ (^^;)
お味の方も 濃すぎることもなく、かなり好みに合う物でした。
このタイプなら また取ってもいいなと思いつつも うちは案外、和総菜が人気なので、
自分で作るときは 数の子やなますは たっぷり用意しますし、
やはり自家製と出来合との併用が理想でしょうか。
お節も戴きつつ、昨晩は カニの鍋も

れこりんさん、本年も宜しくお願い致します。
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