東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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卒業式運営委員しました

2022-04-14 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

事務局の大井秀人です。

卒業式運営委員しました。何の卒業式かというと、中央支部老舗研究会のフレッシュ診断士研究会(フレ研)です。昨年20期を終え、事務局活動と並行してこの1年通っていました。場所は中央区日本橋公会堂、日程は4月2日、3年振りのリアル開催です。

軽く運営を引き受けて正直焦りました(汗)。主宰の小林先生はもとより、来賓に東京協会会長の松枝先生、次期中央支部長の佐藤先生、我らが鴨志田前塾長、山﨑塾長などをお迎えする一大イベント。しかもリアル・オンラインのハイブリットです。前例がなく一からの準備だったので試行錯誤、なんとか無事挙行しきったものの冷や汗しきりでした。せっかくなのでその振り返りをしてみたいと思います。

■次回生かす機会があるかわからない「Tips集」

  1. 機材担当と司会は兼任しないほうがいい
    今回私は、動画撮影、写真撮影、司会。ちょっと一人でやりすぎました。特にハイブリッドでは、PC、カメラなど機材ごとに専従要員が必要です。ちなみに、カメラでトラブったら、司会をやっていると対応できません(実際トラブりました・・・)。機材と司会は絶対に分ける必要があることを痛感しました。
  2. 映像はやはりムービーが安定、デジカメには鬼門あり
    手弁当のイベントなので、機材は関係者で持ち寄りました。今回、関係者にムービー所有者がおらず、デジカメで映像を撮影しました。最近のデジカメは優秀で、被写体が動かないとに自動で節電したり、30分で撮影終了の設定があったりで、ムービーにない鬼門があります。デジカメの動画設定は要確認です。
  3. オンライン参加者にいかに会場の臨場感を伝えるか
    最近にしては珍しく、リアル:オンライン=9:1で、結果としてオンライン参加者への配慮が薄くなってしまいました。特に、会場全体の中継ができておらず、オンライン参加者にライブ感を伝えることが抜けていました。カメラ手配が必要ですが、ハイブリッドでは考慮必要と思いました。
  4. パワポはできれば事前にもらっておきたい
    来賓の方が、メモリやPCでパワポ資料持ち込まれるケースがあります。臨機応変に対応できるのも大事ですが、どうしてもバタつき、時間を取ってしまいます。できれば事前にもらっておきたいものです。
  5. 人事動静には注意
    著名な方々が来られる場合、当日スピーチが追加されるハプニングが起こりえます。今回は、次期中央支部長の佐藤先生が来られたので、急遽ご挨拶をいただきました。大変ありがたかった一方で、運営上はタイムマネジメントに影響が出ます。そのため、コントロールできる余裕と、直近の人事動静には敏感になっておくべしと思いました。

■これは準備しておいてよかった「マストアイテム?」

  1. 会場の下見
    これは必須です。会場が空いているときに事前に予約すれば、快く対応してもらえます。机・椅子の配置はもちろん、電源の場所、Wifiの有無、スクリーンや演台、プロジェクタースペックなど、余計な心配が段違いで減ります。
  2. 司会のセリフ準備と朗読練習
    この重要性は3分間スピーチで鍛えられた稼プロ!卒業生には当たり前かと思います。でも心から準備しておいてよかったと思いました。重鎮の先生方の前での緊張感は半端ありません。アドリブは、ベースがあってこそ成り立つと身に染みて感じました。でも後で動画を見ると凹みます・・・・。
  3. もちろん詳細タイムテーブルとリハーサルも必須
    セリフとあわせて分刻みのタイムテーブルも必須です。これが無いと司会は落ち着きません。また、卒業証書授与や記念品贈呈は当日リハーサルができるとベストです。できれば、事前シミュレーションもしておきたいところです。
  4. 集合写真は一眼レフ
    写真の質も違うのですが、撮影しているとき、全員がなぜかキリッとした感じになり、いい緊張感で撮れます。もちろん三脚も必須です。
  5. カメラ2台
    動画用にカメラを2台持ち込んでいました。1台目は固定位置にし、2台目はアングルを変えて撮影するためです。しかし、本番、動画撮影で次々トラブり、バックアップとしても機能しました。結果として、2台+Zoom動画で会全体をカバーすることができました。

■それでもやってよかった「得られたもの」

  1. メールを出す度胸
    諸先輩方に何度もご案内メールを出すことで、度胸が得られました。これは稼プロ!事務局で得られる度胸でもあります。(実は結構苦手で、いつも出す前にうじうじしてます。)
  2. 諸先輩方からの感謝の言葉
    これは本当にうれしかったです。苦労が吹き飛びます!
  3. 一眼レフカメラ
    前から欲しいと思ってたので、思い切ってどさくさに紛れて買いました。妻から白い目で見られてますが(汗)。

ハイブリッドイベントは、リアル単体やオンライン単体に比較すると、準備や当日の作業が格段に違うと感じます。しかし、ここ最近はリアル・オンラインのハイブリッドが普通になっています。これをサラリとできる対応力が、講習会などのイベントを開催をする団体の実力差になってくると肌で感じました。

以上、雑多ながらも振り返りでした。最初はエライもの引き受けてしもた、と思いましたが、やり終わると得られるものが多く、根拠のない自信がつきました。経験は力と思います。やってみるものだな、とあらためて感じた桜咲く春の1日でした。

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■中小企業診断士のスキルを基礎から学びたい方へ■

稼プロ!では、2022年6月開講(予定)の22期生を募集しています。
下記の説明会や講義見学会を開催いたしますので、
 ・稼プロ!に興味のある方
 ・プロコン塾、マスターコースを検討している方
は、この機会をぜひご活用ください。

【稼プロ!説明会】
5月6日(金) 11日(水) 16日(月)19:00~ 

【稼プロ!講義見学会】
4月16日(土) 5月29日(土)

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スキルセットとジョブ型人事と・・・

2022-03-17 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

事務局の大井秀人です。

昨年、所属部門がIT/DXの専門会社となり、私も出向しました。昨年末から、この新会社の社員として必要なスキルセットの定義を仰せつかっており、悶々とした日々を過ごしています。勤務先は昨年からジョブ型人事制度を取り入れています。なので最初、そんなのJD(Job Description=職務定義書)で定義されてるんじゃないの?と思いました。なぜならJDは、そのポジションの職務内容と必要スキルが書かれるものだからです。しかし甘い見通しでした、、、どうも内容が足りないのです。

検討メンバーで調べると理由が見えてきました。制度立上げの際、現状業務の主要職務のみを対象にJDが作られていたからです。少し傍流の業務やバックオフィス業務など、そもそも業務に抜けモレが出ています。なので、頭を抱えました。そもそもJDが足りなかったら、必要なスキルが洗い出せません。

他社事例などの情報を収集し、議論してまとめたところ、JDの定義は下記のステップで体系的に作るのがよいことがわかってきました。

  1. 部門に必要な業務プロセスの洗い出し
  2. 業務プロセスと、それに必要な人材像の紐づけ
  3. 人材像ごとに職務グレード(職級)定義
  4. 職務グレードごとのJDを定義
  5. JDには、職務内容と必要スキルを定義

作業に落とすと相当に大変ですが、とてもロジカルです。整備されたら納得感が高いものになると思います。面倒だけども、このくらい丁寧に落とし込まないと、組織設計や評価制度に抜け・モレが出ます。また、このJDに書かれたスキルの強化が、個人のキャリア開発プランにつながっていくことも、わかりました。

まだまだ粗削りですが、この考え方をチャートを1枚にまとめました(ここが診断士の腕の見せ所!)。内輪ではかなり評判いいです。欧米型の組織設計や人事の考え方って、こんなんなんやな、と気が付きました。今から上申。どれだけご理解いただけるか、企業内診断士としても勝負どころです。

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■もうすぐ中小企業診断士(登録されている方を含む)になる皆さん■

稼プロ!では、2022年6月開講(予定)の22期生を募集しています。
下記の説明会や講義見学会を開催いたしますので、
 ・稼プロ!に興味のある方
 ・プロコン塾、マスターコースを検討している方
は、この機会をぜひご活用ください。

 

【稼プロ!説明会】
①3月25日(金)19:00~ ②4月8日(金)19:00~ (①と②は同内容です)

【稼プロ!講義見学会】
稼プロ!の「話す」講義(4月16日(土)15:00~(予定))に見学会を開催予定です。

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今年も味噌作りにチャレンジ

2022-02-17 12:00:14 | 事務局からのメッセージ

稼プロ!事務局スタッフの武井です。
節分がすぎ暦の上では春となりましたね。
実は、ここ数年毎年2月下旬に味噌を仕込んでいます。(今年は稼プロ!講義翌日の予定)

現在、コロナ禍で活動をお休みしていますが、
「食育ボランティア」の活動がきっかけとなります。
かれこれ作り始めて7年くらいになるでしょうか?

コロナ禍前は、みんなで集まり、参加者全員分の味噌を仕込んでいました。(午前中3時間かけて)
作業事態は実は簡単で、大豆を柔らかく煮て、潰す。それを塩と麹を混ぜあわせて、保存容器につめて熟成させます。
ベテランママの指導のもと役割分担されていることもあり、
仕込む量は多いものの、スムーズに作業は進んでいきます。
そして、何よりも和気あいあいとやるので楽しいのです。

発酵食品でもある味噌は、自己免疫力アップに一役かってくれる調味料です。
ぜひ積極的にとりたい食材のひとつですね。
塩分が多いので、ぜひ野菜などをいれた具沢山味噌汁をおすすめします。
豆乳やあわせて洋風スープもおすすめですね。

コロナ禍になり、家族の食と健康を預かる身としては、
手洗い・うがいに加え、質の良い睡眠とバランスの良い食事、
「自己免疫力」を落とさないようと、いつも以上に心がけるようになりました。
今年もおいしい味噌ができますようにと願いを込めつつ、仕込んでいきたいと思います。

ーーーーーーー稼プロ!よりお知らせーーーーーーーーーーーー

1.下記日程でオンライン説明会を開催します!
 【稼プロ!オンライン説明会】
 ・3月30日(水) 3月25日(金)19時~(3/2修正:日付が変更となりました)
 ・4月8日(金)19時~

 説明会では、「稼プロ!カリキュラム案」「2022年度の年間スケジュール案」
 「稼プロ!で学んだ塾生の生の声」などを、ご説明いたします。

2.講義見学のご案内
 今月開催の稼プロ!第8回講義の一部を見学することができます。
 実際の講義の様子をみることができる貴重なチャンス!
 ・2月26日(土)10時~12時

どちらも 稼プロ!事務局 info★kasepuro.com  へメールにてお申込みください。
また、詳細はWebでも順次ご案内していきます。

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「世界観」の権利化

2022-02-15 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

事務局の大井秀人です。

私事で恐縮ですが、今の勤務先(化粧品業界)に転職してちょうど3年になりました。転職すると、その会社や業界では普通に使われているけれども、新参者にはちょっと新鮮な言葉に巡り合うことがあります。化粧品業界に転じて出会ったそれは「世界観」です。化粧品ブランドが訴求する提供価値全体のことを指す言葉です。もう1つ面白いと感じたのは「商品開発」のことを、よく「価値創造」と言います。化粧品はただのモノづくりにあらず、化粧品の持つ美の力でお客様の体験・気持ちまで変える、という強い意思を感じました。

さて、最近仕事で知的財産の話を聞く機会がありました。2020年に意匠権で保護対象の範囲が広まり、店舗の内装の意匠が保護されるようになったという話です。2年前の改正であり、恥ずかしながらキャッチアップできてなかったのですが、興味深かったのでご紹介します。

ここで少しおさらいです。意匠権とは、主に「物品の形状」の保護に関する権利です。化粧品であれば、容器やボトルの形状、美容機器の形状などを保護対象として申請します。ちなみに、ブランドロゴやロゴマークは、意匠ではなく商標(図形商標)として保護されます。

意匠法の保護対象は、従来は物品に限定されていました。それが2020年4月1日に抜本的に改正され、建築物、内装、画像の意匠が新たに保護対象となっています。経済産業省のその登録事例が掲載されていますが、みなさんが見たことあるようなユニクロやくら寿司の建物が既に登録されていて興味深いです。
https://www.meti.go.jp/press/2020/11/20201102003/20201102003.html

化粧品業界では、コーセーが雪肌精が店舗内装を意匠権登録したとプレスリリースを出しています。
https://www.syogyo.jp/news/2021/07/post_031391
この雪肌精の事例を見ると、化粧品事業者が、自社ブランドの「世界観」を、重要なアセットと捉えて積極投資をし、さらに知的財産として保護しようとしているのがよくわかります。

実は勤務先もある新ブランドの内装を意匠権登録しています。製造業の知的財産は、特許が主戦場のようなイメージがありますが、化粧品業界は意匠権も重視している印象があります。それは、化粧品は、化粧品そのもの効能に加え、選ぶ体験、買う体験、使う体験など、ブランドの世界観を訴求することで、お客様にお選びいただくものであるからだと感じます。そして、その満足度の主要因の1つは、体験を通してお客さまが巡り合う様々なデザインにあることは間違いありません。

体験(エクスペリエンス)で勝負するビジネスは、体験そのものを権利で守る必要がある世の中になっています。デジタル化が進み、エクスペリエンスビジネスが進化する中、デザインは大きな要素を占めます。この改正で、意匠権がブランドを守る権利としてより重要な要素になると感じました。

 


稼プロ!では、下記日程でオンライン説明会を開催します!

【稼プロ!オンライン説明会】
・3月30日(水)19時~
・4月8日(金)19時~

説明会では、「稼プロ!カリキュラム案」「2022年度の年間スケジュール案」「稼プロ!で学んだ塾生の生の声」などを、ご説明いたします。奮ってのご参加を心よりお待ちいたしております。
今後、稼プロ!Webサイトでも最新情報を掲載していく予定です。

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~9割の社会問題はビジネスで解決できる~

2022-01-30 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

皆さん、こんにちは。事務局の高橋です。寒さが続きますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。私の家の周りでピンクの梅花が綺麗に咲いています。春はまだまだですが、これから桃の花や桜の花が続いて咲いていくことを楽しみにしています。香りは梅の花が甘酸っぱくて一番好みなのですが、商品として人気なのは桜が多いようです。今日も桜の香りのぬり香水やパックなどが、新しく販売されていました。

さて、今日は「9割の社会問題はビジネスで解決できる」PHP研究所の本をご紹介したいと思います。著者は「ボーダレス・ジャパン」社長の田口一成氏です。

 

まず、この本を読んで衝撃を受けたのは、私はソーシャルビジネスやSDGsに興味があり、携わりたいと思っているのですが、そもそもやりたいビジネスは、ソーシャルビジネスもどきだったのでは?と思いました。

 

著者は、社会問題を解決するためにビジネスを行う事業を数多く立ち上げました。今や世界15か国で40のソーシャルビジネスを展開。グループ年収は55億円を超えました。

著者は、学生時代に貧困問題に出会い解決をしたいと思いました。そこで事業を立ち上げて、寄付金を作ろうとしましたが年間で7万円だけしか作れなかったといいます。事業をしていく中で、社会課題を解決するのはビジネスで解決できる!と気づき、事業をいくつも立ち上げていきました。ですがいくら頑張っても事業を立ち上げるは年間1事業では、社会が良くなるスピードが遅すぎると気づき、社会問題を解決したい起業家のサポートをすることになりました。

それぞれの起業家が解決したい社会問題は違うので、社会が良くなることが共通の目的のグループ会社で、それぞれの起業家が社長ですが、独自のサポート体制があります。社会問題には、家族が出稼ぎに行かないと生活できない貧困農家や、フードロス、先生への必要なサポートなどさまざまです。

サポートする仕組みは、大きく次の二つあります。

・恩送りー社会を良くしたい人達が集まって、事業資金をサポートし合う仕組み

・MM(マンスリー・マネジメント)会議―起業家同士が集まって、お互いの経営課題を相談し合う場

恩送りは、黒字化した企業が余剰資産を提供して、次に立ち上げる起業家の事業資金をサポートする仕組みです。起業家は自立したいが孤立したいわけではないので、社会を良くしたい起業家同士が経営課題を相談する仕組みがありました。

 

ソーシャルビジネスプランは、まずどんな社会問題を解決したいかを、顔の見えるまで掘り下げていきます。どんなことが課題で、どんな暮らしがあるべき姿なのかを描いていきます。そのうえでどのような制約があるのかも抑えます。それを解決するビジネスプランを次に描きます。課題を解決するためのビジネスなので、売上が達成しても課題が解決されない場合は、ビジネスを方向転換していきます。

 

ビジネス面でもヒントとなることが書かれていました。

事業計画は当初の仮説ですので、仮説があっていることは少なく、仮説と検証を日々繰り返すことで、勝ちシナリオを見つけていくこと。やってはいけないのが、「正解探しモード」で考える意味はなく、仮説と検証のみでスピードが必要ということでした。

また、違和感も大事にしているそうです。あれ?と思ったら一旦立ち止まり確認してみると、落とし穴に気づくことがあるので、直観も大事にしているとありました。

 

私はフェアトレードビジネスをしているのですが、この本を読み、自分のためにビジネスがしたいのだとわかりました。社会を良くしたいと基本的には思っている人が多いと思います。行動するには、まずは知ることから始めていこうと思います。

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