こんにちは、松田越百(まつだ・こすも)です。
現在、診断実習に取り組んでいますが、この機会にあらためてチームワークの価値について考えてみました。
実際に今回の診断実習でチームワークをやっている感触ですが、「チームで取り組んで良かった。成果物の質は、自分一人でやったものよりは、きっと良いだろう」というものです。私のチームには、様々な知恵・情報を持っている方々がいます。在庫管理の実務に詳しい方、官公庁の入札の実態に詳しい方、ITに詳しい方。それぞれの知恵・情報を出しあうことによって、提案の中身に厚みを持たせることができそうだと思っています。ここで価値をもたらしているのは、根源的には、チームメンバーの「多様性」でしょう。
一方、チームワークが必ずしも良い結果をもたらさない場合もあります。上の例の反対になるのですが、チームメンバーが同質的だと、チームワークというよりもただの業務の分担になります。一人ではこなせないようなボリュームの大きい仕事を淡々とこなすには、これでも良いのかもしれませんが、成果物の質的な面での向上はあまり期待できそうにありません。もし、そのような同質なチームで、診断実習のような成果物の質的な充実度が重要な仕事に取り組むとなると、同じような意見で会議が堂々巡りになるだけで、かえってプロジェクトの生産性は落ちてしまうかもしれません。
もし自分がコンサルタントとして独立したとしたら、どんなコンサルタント仲間と組むか、クライアント側のチームメンバーはどのような構成にするか、等はチームの多様性に注目して考えてゆきたいと思います。