こんばんは。13期生のTommyです。
今朝、日経新聞を読んでいたら、国内企業の海外現地法人数は、この5年間で15%増加したという記事を目にしました。アジア地域では21%増だったそうで、その背景には、中小企業がアジアなどの新興国への進出熱が高まっている、ということでした。記事の趣旨は、こうした国内企業の海外進出に人材育成が追いついていない、ということで、経産省やJICAが中小企業の新興国に精通した人材を育てる制度を拡大する、という内容でした。
偶然ですが、ちょうどその記事を読み終えたときに、昔からの知人である中小企業の社長さんからメールが入り、今度、海外の会社との間で合弁企業をつくることを考えているのだけど、合弁事業のリスクとリターンをとる方法をアドバイスして欲しいという趣旨でした。
昨今では、中国の成長鈍化、領土をめぐる政治問題など、ビジネスにとってマイナス要因もありますが、成熟した国内市場から海外市場へ目を向ける中小企業の数は、今後とも増えてくるのではないかと思います。そういったことを考えながら、社長さんへのアドバイス(と偉そうに呼べるものではないですが)をメモにまとめて、回答しました。社長さんからは早速お礼のメールを戴き、今後、じっくり検討するのでまだアドバイスが欲しい、という趣旨の返事を戴きました。
おそらく、このような海外展開を目指す中小企業が、ノウハウ不足から中小企業診断士などの外部コンサルにアドバイスを求めるニーズは、たくさんあるのではないかと思います。海外といっても国ごとに制度や商習慣も違うので、アドバイスをするといっても、自分自身まだまだ勉強しなければならないと思いますが、いずれは診断士として中小企業の海外展開についてもアドバイスできるよう努力したいと思います。