皆さん、お疲れ様です。塚本洋美です。
さて、独立開業して半年が経過しましたが、この期間に起こった一番うれしかった出来事について書きたいと思います。
それは、昨年11月上旬から支援に入った企業のことです。この会社は資金繰りで困っている会社でした。経営改善計画書に基づいて改革を実行してきまたが、1年も立たずに頓挫し、窮地に追い込まれておりました。
まずは、資金繰りに目途をたてるため、“借りる・ずらす・売る”の3つの視点から、資金の流れを整え、社長の気持ちが落ち着いてから、事業再生に向けたアクションプランの立案を図りました。実現可能な妥当性のあるアクションプランを作成したことで、金融機関からの融資も決まり、経営者のモチベーションも持ち直しました。
週1回のペースで訪問したのですが、資金繰りに困っていたため、交通費だけもらい報酬はいただきませんでした。これはやってはいけないことでしたが、経営者の人間性が良かったことと、他の診断士との差別化のためにそうしました。
12月上旬、この社長から1箱のリンゴが送られてきました。手紙も添えられ、報酬を払えないことについての記載や出会えて良かったことなどが綴られておりました。引き受ける際には、自分には荷が重い案件だと思っておりましたが、チャレンジして本当に良かったと思いました。
今は、アクションプランの確実な遂行により、事業を再生し、利益の出る会社にすることを心に誓い支援しております。