こんにちは、講師の富岡です。
「計画的偶発性理論(プランドハップンスタンスセオリー)」は、
ジョン・D・クランボルツ教授によって提唱された理論です。
「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定
される」とし、その偶然を自分のキャリアに活かしていこうという
ポジティブな考え方です。
自分が計画したキャリアにあまりにも固執すると、ほかの可能性の
目をつぶしてしまうので、ある程度柔軟に構えて、偶然の出会いや
出来事にもうまく乗っかっていこう、ということだと思います。
ただし、ただ偶然を待っているだけではだめで、しっかりチャンスを
活かすための行動指針としてクランボルツ教授は以下の5つを
挙げています。
(1)「好奇心」―― たえず新しい学習の機会を模索し続けること
(2)「持続性」―― 失敗に屈せず、努力し続けること
(3)「楽観性」―― 新しい機会は必ず実現する、可能になると
ポジティブに考えること
(4)「柔軟性」―― こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を
変えること
(5)「冒険心」―― 結果が不確実でも、リスクを取って行動を
起こすこと
私は企業勤務24年を経て中小企業診断士として独立し今年が10年目です。
振り返ってみると、確かに上記5つの行動を自分もしていて、結果として
今の仕事、今の自分があるような気がします。
稼げる!プロコン育成塾17期生の皆さん、1年間お疲れさまでした。
さまざまな可能性が皆さんには広がっています。
プロコン育成塾で学んだことを糧にして、また今日紹介した理論も参考に
しながら、充実したキャリアを積み上げてください。応援しています!
富岡 淳