早くも卒塾間近となりました。私は稼プロ!への入塾とほぼ同時に独立しましたが、この1年の感想は「あっという間」が正直なところです。これから本当の「稼げるプロコン」になるための実行力・行動力が求められます。
親族経営の会社を半分けんか腰で辞めてしまったので、格好良く言えば、これまでの会社絡みの関係を絶ち自分の力でなんとかする、実際は、無計画に資格があれば何とかなるか、と安易に考えた末の独立でした。なので、独立後1年間は主に関係造りと勉強に当てよう、と考えてはいました。今後はその成果が試されることとなります。
まずは、仕事の「受注数」を増やすことが目標です。そのためには、担当できそうな案件は得手不得手関係なく、なんでも受注するスタンスが必須、になります。業種や役割を絞れれば、仕事の効率は上がりますが、残念ながら今の私にそこまでの他のコンサルタントの方との差別化能力はありません。当面は受注した仕事は殆ど何でも受注する、したがって、どのような案件が来るのか、これまで学んだ何が役に立つか、行き当たりばったりであまりわからない、という状況です。このような私にとって、稼プロ!で「診る」「書く」「話す」「聴く」の基礎を学んだことは、心の糧となりそうです。
得意な分野はなくとも、苦手な分野は数多くあります。例えば「IoT」。PCを扱うだけでも一苦労していますが、「何でも受注する」一環として、日刊工業新聞発刊の雑誌に専門家のふりをして記事を書いてしまいました。また、どうなるかまだわかりませんが、講演のオファーが来ています。稼プロ!で学んだ4つのスキルのうち、私が特に苦手なのは「話す」です。稼プロ!やそれ以外の機会で、これまで多くの先生、先輩診断士の講義・講演を聴いていますが、唯々「上手いなあ」(中には違う人もいましたが)でして、自分には関係ないこと、と思い込んでいました。やりたくないことほど起こる、起こりそうになる、とはこの事ですな。
独立の経緯でも分かると思いますが、元々計画をたて行動することが苦手なタイプ。独立以前でも、これまでの人生、大半は無計画に過してきました。それでも何とかやってこられたのは、周りの人たちに恵まれて、助けられていたおかげに相違ない、と思っています。稼プロ!でも諸先輩や同期の方々には本当にお世話になりました。ありがとうございました。
今後の課題は、先程述べた受注件数と、「できる」ことを増やすことです。「知っている」ことと「わかる」ことと「できる」こと、は異なります。この1年間で「知っている」ことは増えたと思いますが、それを「わかる」ことに昇華させて、少しでも「できる」ことを増やして行きたいと思っています。