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“〇〇食べ放題”の狙いとは?

2018-08-09 12:00:00 | 18期生のブログリレー

こんにちは!稼プロ18期生の杉山です。

 

 毎日、とんでもなく暑い日が続きますね。こんな時はついつい冷たいアイスに手が伸びてしまいます。この季節に、私はいつも、かつて訪問したある会社が行っていたユニークな取り組みを思い出します。

 

 その会社は、H市にある社員50名ぐらいのソフトウェア開発会社。社長様と面談し、ひと通り事業のお話を聞いた後、ふと目についたのがアイスクリームのフリーザー。よく駄菓子屋に置いてある、アイスモナカやガリガリ君などが入ってるアレです。

 

 何で、普通の事務所にこんなモノが…。社長に理由を尋ねました。

 

 すると、この会社は、“夏はアイス食べ放題”、“冬は肉マン食べ放題”をやっているそうです。休憩時間に社員は、好きなだけアイスや肉マンを食べることができるそうで、費用はもちろん会社持ちです(フリーザーの隣に、肉マン蒸し器もありました)。なぜ、こうした取組みをしているのか。さらに尋ねると、社長曰く、「社員に、暑い日、寒い日を快適に過ごして欲しい」、「ソフトウェア開発という業務の性格上、社員にアイディアを発想してもらう必要があり、気分転換が重要になる」、といった理由を教えてくれました。

 

 そして最後に、「社員は、アイスや肉マンを食べた分、少しだけ残業を頑張ってくれるんだよな(自主的に残業代を付けずに頑張ってくれるの意味)」と茶目っ気たっぷりに付け加えてくれました。

 

 商売の心得で、「損して得取れ」と言われますが、一見、余計な出費をしているように見えて、ちゃっかり元をとっている、商売人のたくましさを垣間見た瞬間です。また、企業経営理論の観点からいうと、この会社の取組みは、季節の変化に対応して職場で快適に過ごしたいという、社員の衛生要因を満たしつつ、仕事の質を高める一石二鳥の取組みといえるでしょうか。

 

 最近は、働き方改革で生産性を高めることが国を挙げて声高に叫ばれています。人事制度や勤務形態の変更、ITの導入などさまざまな会社が大小いろいろな取組みをされていると思います。ちょっとしたアイディアが社員のやる気を引き出し、生産性を高める例もあるのではないかなあと、今日2本目のアイスを食べながら、考えるこの頃です。

コメント (9)
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