おはようございます!
稼げる!プロコン育成塾、18期生の吉田晃です!
自己紹介はこちら(♯1)
今回は、職場の業務の一つ、「記帳代行」の変化について書きたいと思います。
従来の記帳代行(中小企業及び小規模事業所の場合)は、皆様が想像する通り、こんな感じでした。
1、月に1回、お客様から出納帳、伝票、通帳のコピーなどを預かる
2、弊社会計ソフトに複式簿記で手入力する
3、月次試算表を作成、財務状況をお客様へ報告する
しかし、近年、とある技術の登場により、工程が大幅に変化しつつあります。
そうです!診断士のみなさんが大好きなAI(人口知能)です!
特に、AI機能搭載のクラウド型会計ソフトは①お客様と会計事務所で場所を選ばずにリアルタイムに財務情報を共有できることや、②AIの学習機能によりネットバンク情報やクレジットカード情報を取り込み、自動仕訳が可能となる等、経理処理の大幅な生産性向上を可能とします。
我が社でも、ネットバンクを利用しているお客様や、PCの知識がある程度お持ちのお客様には、積極的に導入を進めています。
しかし、中小企業、小規模事業所のお客様全てに導入を勧めた方が良いのかといえば、決してそうではないと思います。
・経理担当の社長の奥様がPCが全く使えない(携帯もガラケー)
・ネットバンクを利用していない(導入したとしても手数料がかかるだけでメリットがない)
・そもそも出納帳など帳簿を作成していない(レシートや請求書を直接預かりこちらで入力)
中小企業には、このようなお客様は沢山いらっしゃいます。
このようなお客様には、無理矢理AI導入を勧めたりは致しません。
そのかわり、紙媒体をお預かりしたのち、こちらの入力工程がAI化し、対応をしています。
弊社では、クラウド型経費管理ソフトを導入しています。
繰り返しになりますが、今までは手入力で紙媒体の出納帳やレシート、通帳を入力していました。
現在は・・・
1、レシート、出納帳、通帳のコピー、クレジットカードの利用明細書を全てスキャン
2、データをアップロード
3、アップロードされたデータをソフト会社の東南アジア現地スタッフが入力、AIも同時進行で入力
4、現地スタッフとAIが作成した仕訳データを照合
5、照合し、正解一致したデータが仕訳データとなり、返却される
1~5まで、早いと6時間、遅くとも翌営業日には作成されます。
とてつもなく早いです!!
今まで手入力していた時間が嘘のようです。
特筆すべきは、スキャン可能な紙媒体の範囲の広さでしょうか。
手書きの領収証や出納帳、請求書でも、問答無用で仕訳データにしてくれます。
以上のことから、今後、会計事務所における「記帳代行業務」はAIの代替により大幅に縮小が進むことが予想されます。
では、貴重代行に掛ける時間や、需要が減少した会計事務所(税理士、会計士)が次に取る行動はなんでしょうか?
私の予想ですが、コンサルティング業務に力を入れた会計事務所が今後増えていくと思います。
実際、私が所長から勧められ診断士を取得したのも、このような背景が一因にあるのは間違いありません。
これは我々診断士にとっては、競合相手となるのでしょうか?
それとも、新たなビジネスチャンスとなるのでしょうか?
今後の税理士業界の動きに引き続き注目していきたいと思います!
明日は我らがブログリーダー、木村さんの登場です!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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