こんにちは。19期生の堀川です。
最近、母校OBで構成されている「俳句の会」に参加するようになりました。先日は初めて句会で俳句を詠むという経験をしました。
今日は句会でへえ~と思ったことを書きます。初心者過ぎて恥ずかしいですがこんな素人でも暖かく指導してもらえます。
俳句には季語(四季を感じさせる語)が必要です。(私もここまではわかる)
句会で、「あったかいお部屋で雪景色を眺めながら食べるアイスはうまい」という句を詠んだ方がいらっしゃいました。共感していいね!してしまったのですが、夏の季語「アイス」と冬を表す「雪」を一緒に使うのは、「季重なり」といって基本NGらしいのです。
読んだ方は「俺はアイスを冬の季語にしてやる」とおっしゃっていたのですが、これもNG。
俳句歳時記(各社から何種類も刊行されている)という本に採録されているものだけが季語として使ってもいいそうです。
私は「花粉なのかくしゃみが出て朝寝ができなかった」という趣旨の句を詠みました。先輩からは、「くしゃみがでたから目が覚めた」は因果関係がわかりやすすぎてよろしくないとのアドバイス。下の句に、意外性があるけどなんとなく意味が分かるような言葉を持ってきた方がおもしろい句になるそうです。これが感性なのかしら。
診断士の皆さんは、因果関係に注意して文章を書きますよね。ふだんそういう習慣が身についていると、この点は意外と難しいのかもしれません。
感性の衰えた身には、たった17字でいろいろな情景が浮かぶ言葉の組み合わせって、難しいです。
けれども、うまい語を思いついたときや、句会でほめてもらったときはとても嬉しい。
感性のトレーニングと思って、ゆるく楽しみたいと思います。