事務局スタッフの田本秀行です。
新型コロナウィルスの影響が深刻化してきました。
今日の講義も延期となり残念ではありますが、
非接触型のコミュニケーションで元気に活動したいと思います。
今回は、そんな時には役立ちそうな?話題かもしれません。最近、悪戦苦闘している新しい仕事のスタイルのついてお話しいたします。
今、仕事環境がめまぐるしい変貌を遂げてます。私、IT企業に勤めているのですが、今年から、かなり最先端のオフィスに配属されてます。最初何が困ったかというと、10 を越える様々なシステムに入ってないと何も仕事ができないということです。
業務ポータルサイト
プロジェクト管理システム
各種共有サーバ
メールと予定表
ウェブ会議システム
承認管理システム
勤務管理システム
時数管理システム
構成管理システム
会議室予約システム
チャットシステム
取引先とのQAシステム
調達システム…
私が日常的に使用しているものだけでもこれだけあります。それにソフト開発で使用している専用システムのライセンスも多数、それらもあわせると、操作を覚えるのもIDとパスワードを覚えるのもほぼ不可能です。
仕事のスタイルはこうです。
朝、スケジュール表とメールを確認、会議案内が入っていれば承認。関係者の公開されているスケジュール表を確認して全員が空いてそうなところに会議予定を入れるので、だいたい承認します。会議のほとんどはウェブ会議、全員マイク付きイヤホンまたはヘッドホンで自分のPCから参加します。場所が離れてるオフィスや取引先も参加するからです。在宅勤務の方の参加も珍しくありません。
会議の間にもチャットで質問やら指令やら来ますのでそれに応えます。こちらからも気がついたらチャット投げておきます。資料は共有サーバかプロジェクト管理のwikiに貼り付けてURLを添えて。チャットには電話や画面共有機能もあり、片言では通じなければ資料の画像と声に切り替えてコミュニケーションを取ります。
そんな感じで全員が一日中マルチタスクで忙しくテンパってるため、席に行って面と向かって頼みごとしようものなら振り向いてもらえません。カタカタとチャットしてるかウェブ会議かしてて、ちょっと待ってください、としばし待たされるわけです。そして、頼んでみると今はそんな余裕ないのでチケット(プロジェクト管理システムの仕事割当て機能)切っといてくださいと言われるのが関の山。そーっと席に行って、よく見るとスマホいじってたりしてることもありますが…。ですので、本人に直接会って何か頼むよりも、チャットを入れる方が割り込みに応えてくれて話が早いのです。
仕事の正式な依頼や割り振り、そのための情報のやりとり、スケジュール管理などはプロジェクト管理システムを通します。メンション機能(宛先を@で指定。SNSの普及で市民権得てますでしょうか)もあるのですが、正式になると人は臆病になるのか無応答になることがしばしばあり、結局チャットかメールでフォローするのが日常です。
このような仕事環境で果たして本当に効率が良いのか、それとも…。最初は無視されているのかと感じ、なんて会話のない話かけづらい仕事場なんだと思ってましたが、だんだん慣れてきている自分が恐ろしいです。考える暇もない毎日ですが、これを当たり前に思うようになっては、何か大事なものを失う気がしてなりません。まだDynabookがプラズマディスプレイだった時代、チャットの元祖的存在のIPメッセンジャーで仕事中に飲みの約束をしたり、複数人で一斉にメッセージを送って画面をポップアップだらけにして仕事させないようにイタズラしたりしたのが懐かしいこの頃です。