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日本開催の国際大会が減ってしまう! ~やっぱり、強くないとダメ?~

2020-10-04 12:00:00 | 20期生のブログリレー

みなさん、こんにちは。稼プロ!20期生の加納久稔です。

ようやく過ごしやすい日々となりました。例年ならスポーツの秋として、各地で運動会やスポーツイベントが開催されるのでしょうが、今年はコロナ禍でどうなるのでしょうか。

現在私が取り組んでいるスポーツは特にありませんが、8月4日のブログでご紹介したとおり、中学・高校ではバレーボール部に所属していました。それほど強くはありませんでしたが、都の地区大会準決勝や決勝くらいへは進むことができていました。

入部したきっかけは、中学に入学して間もない頃、休憩時間に廊下を歩いていたら、知らない人から「やあ、この間バレー部に入部するって言ってたやつじゃないか」といきなり抱きつかれたことです。その時は何が何だか理解できなかったのですが、他に入りたい部があったわけではなかったので、結局そのままお世話になることにしました。

ただ、それまでバレーボールに全く無縁だったわけではありません。テレビ版の「サインはV」(“X攻撃”や“稲妻落とし”って聞いた方はいませんか?)、「ミュンヘンへの道」(コーチがネットに入れたバレーボールを水平にぐるぐる回し、マット上で選手が飛び越えていく姿を見た方はいませんか?)、そしてミュンヘンオリンピックでの男子チーム優勝と、それなりの下地があったのかもしれません。

今でも国際大会がテレビで放映されると、できる限り見るようにしています。なかなか入賞できず、ストレスが溜まることも多いのですが、2012年のロンドンオリンピックで、女子チームが28年ぶりに銅メダルを獲得した時には、非常に興奮したのを覚えています。

ところが先月の上旬、非常に残念な記事が掲載されました。4大大会のワールドカップ(W杯)とワールドチャンピオンズカップ(グラチャン)を廃止すると、国際バレーボール連盟(FIVB)が決めたらしいのです。これまでW杯はオリンピック前年、グラチャンはオリンピック翌年に日本で開催されてきました。特にW杯は、V6、嵐その他のグループがジャニーズ事務所から大会に合わせてデビューし、テーマ曲を歌っています。どの試合でも、日本戦はほぼ満員で盛り上がっていましたね。

しかし、実績はというと、W杯では14回中男子は2回銅メダルを獲得していますが1977年以降はなし、女子は13回中金メダルが1回、銅メダルが2回。グラチャンでは7回中男子が銅メダルを1回、女子が2回獲得。輝かしい結果とは言えません。

私が読んだ『スポーツ報知』によると、1990年代半ばまでは当時日本協会会長で、ミュンヘンオリンピック男子チーム監督だった故松平康隆氏がFIBA副会長を務めていましたが、退任後は日本人が要職に就くことはなく、発言力が弱まってきたとのこと。また、日本よりもっと出資する国(企業)が出てきたことも原因のようです。

やはり、実績を残せないと統括団体に人を送り込むことができなくなり、有利に運営することができない。スポンサーを集めることも難しくなる。すると、余計に力が弱くなっていく、という負のスパイラルに陥るのでしょうか。

力が全てとは言いません。しかし、スポーツの世界に限らず、何かを成し遂げたいと考えるのならば、力を蓄え、好成績を収め、周囲から一目置かれる存在になる必要があるでしょう。力を蓄えるには、相当の覚悟と努力が必要となるでしょう。

そういえば、松平氏は「参加することに意義があるのはピクニック。オリンピックは勝たなければ出場する意味はない」というようなことを言われていました。「負けて悔いなし」と言いますが、やはり負ければ悔しいですよね。男子バレーは1964年の東京オリンピックで銅メダルを獲得しながら、女子バレーが金メダルを獲得したこともあって、世間からは全く注目されなかった。当時コーチだった松平氏はそれがとても悔しく、8年(2大会後のミュンヘンオリンピック)で金メダルを取ると決め、様々な計画をたてて実行していったそうです。いつの日か、再び強くなった日本チームを「ニッポン、チャチャチャッ」と応援しながら見てみたいですね。

コメント (3)
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