東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

キャリアコンサルタント養成講座の学び

2021-03-04 12:00:00 | 事務局からのメッセージ

 皆さん、こんにちは。稼プロ!事務局の高橋です。ここ数回の講義はお休みをいただいています。以前より取得したいと思っていた、キャリアコンサルタントの資格の養成講座にオンライン授業となりますが受講しています。今回はキャリアコンサルタントの養成講座で学んでいることをお話しようと思います。

 

 キャリアカウンセリングの概論として、キャリアの定義を半日学びました。キャリアには狭義と広義でとらえると、狭義はワークキャリアとなりますが、広義になるとライフキャリアと捉えます。また、キャリアを捉える視点ですが、キャリア開発の主体は自分自身で、その要素として、「行動」、「感じ方」、「考え方」があります。その要素は相互に影響します。  

 ある出来事により、「考え方」を通して「感じる」ことで「行動」に現れます。そこでキャリアカウンセラーは、「考え方」へ論理療法を行い、「感じ方」へカウンセリングを行うことで、クライエント自身が気づくことのきっかけを作ります。

 

 キャリア理論はさまざまありますが、どれか一つ興味を持ち掘り下げていくことがよいというアドバイスをもらいました。そこで興味を持ったハンセンのキャリア理論をご紹介します。

 ハンセンはキャリアの概念の中に、家庭における役割から社会における役割まで、人生における役割すべてを幅広く取り込み、「ライフキャリア」を提唱しました。自分の個人的な人生上の満足だけに焦点をあてるのではなく、意味のある人生のために「自分にも社会にも役に立つ、意義のある仕事」を行う視点に常に立ち、キャリア選択を行うことが重要と説きました。

 人生の4つの要素は、仕事(Labor)学習(Learning)余暇(Leisure)愛(Love)がうまく組み合わさることが大事だといいます。私は人生の4つの要素により、自分にも社会にも役に立つことができると共感したので、さらに学んで取入れていこうと思います。

 

 キャリアカウンセリングの技法では、コップの理論を学びました。まずキャリアカウンセラーは自分の価値観や思い込み、意見をいったん他のコップに移します。空になったコップでクライエントの話を聴いて、価値観や意見を満たしていきます。そうすると、クライエントのコップも空になるので、カウンセラーが他のコップに移しておいた価値観や意見をクライエントに伝えることができるというたとえです。

 実際にカウンセリングをペアで練習をしていくのですが、コップの理論のように実践することは難しいです。そのために大切なことは傾聴することと学びました。質問を考えるのではなく、しっかりと聞きます。クライエントのことを、肯定的に興味を持って話を聞いていきます。簡単にできることではありません。

 

 実際にロールプレイをしてみると、次に質問することに意識が行ってしまったり、質問する内容に詰まってしまったり、実際に聴くということが難しいと実感しています。また、クライエント役としてのロールプレイでは、自分の気づきを得ることができました。それは、コンサルタント役の方がひたすら聞くことに集中したことで、次につながる良い質問があり、その質問に答えるために考えて答えた言葉を自分が聞くことで気づきになったのです。

 

 キャリアカウンセリングの講座では、どのように診断士として活かせるのかを意識しています。経営者や起業者の方々から、いかに話を引き出していくのか、経営者自身が気づきを得られるような質問が必要となります。

 稼プロ!で学んだ「三意」では、熱意、誠意、創意があります。キャリアカウンセリングでは、肯定的な興味を持ち、信頼を得られるような態度で、集中して聴くことで良い質問ができます。三意を持って聴くことで良いキャリアカウンセリングになると思いました。

 頭でわかっても実践は出来ないことがわかりましたので、まずは型を身体で覚える練習をしていこうと思います。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする