こんにちは!
22期生の柴山宗馬(しばやま そうま)です。
今回は、普段の何気ない会話から、やはりブランド力がものを言うと実感したエピソードを紹介します。
先日、母から結婚祝いの相談を受けました。
理由はいくつかあれど、予算は決まっているが贈るものが決めきれないとのことで
某有名百貨店のカタログギフトを紹介しました。
母も興味を持ったようで、その百貨店へ説明を聞きに行くそうです。
この会話の中で、ふと、高付加価値、高価格の商品・サービスを持つ多業種の中小企業が集まってカタログギフトを作るというのもありではないか?
中小企業診断士 二次試験のマーケティング事例の答えにありそうだなと思いましたが
実際にうまくいくイメージが湧きません。
・実際にカタログギフトのラインナップをつぶさに見て選ぶ人がそこまでいるのか?
・そもそも、どこのカタログギフトを選ぶのか?
⇒ ある程度信頼できるところじゃないと候補にすら入らないのではないか?
といったところが気になります。
もやもやしたため、カタログギフトのビジネスを調べつつ図で整理してみると
利用者(贈る人)は、ギフト選びの不安解消のために、カタログ作成企業のセンスと、 貰う側へほしいものを選ぶタスクを移転する手段を利用しているため
「ここなら大丈夫だろう」という信頼が積み重なったブランド力がものを言う気がしました。
※図解は「ビジネスモデル図解ツールキット」を利用し筆者作成
実際、私が無意識に優先して紹介し、母の反応が良かった某有名百貨店のカタログは
まずネームバリューで選んでいました。
中小企業が集まっていそうなカタログギフトを調べてみると
青梅市(東京都)、浜松市(静岡県)、神戸市(兵庫県)の商工会議所が出しているものや
「地元のギフト」((株)地元カンパニー)が目に留まりましたが
少し検索にコツが必要だったことを踏まえると、マーケティング施策、ブランディングにまだまだ改善の余地が残っていそうです。
カタログギフトで販路拡大すること自体は悪い選択肢ではないと思うのですが
競合や多種多様なプラットフォームの特徴を踏まえ、どうブランドを作る、もしくは利用するか?に尽きる気がしました。
<参考Webサイト>
・近藤哲朗(チャーリー名義)(2018), ”ビジネスモデル図解ツールキットを無料で配布してみた”, note,
< https://note.com/bizgram/n/n3dbed12f95ea >(2022/9/4 参照)
・株式会社地元カンパニー, “地元のギフト”, <https://gift.jimo.co.jp/>(2022/9/4 参照)