こんにちは。事務局の佐々木桃太郎です。
中小企業診断士の皆さまは、支援先企業へのアドバイスや、公的機関などの相談業務で、融資制度を説明する機会があるのではないでしょうか。
(そういえば、中小企業診断士試験の1次試験でもマル系融資などが学習範囲に含まれていた気がしますよね。)
知人個人事業主から、新規事業に関する相談を受けているのですが、先方は借入も検討しています。そこで、次回の打合せ前に融資制度に関して正しい情報を入手しておこうと(つい先日)思い立ちました。
私も、A3一枚の事業計画書でおなじみの「新規開業融資」や、認定支援機関の関与必須な貸付「中小企業経営力強化関連融資」は把握していたのですが、本件に少しでもマッチしそうな制度を紹介したかったので、日本政策金融公庫に訪問して現在行っている融資制度に関して説明をしてもらってきました。(その方が早いし間違いないと思ってです)
公庫では、今回の事業で考慮しなければならない事柄を説明の上、考えられるパターンごとに適した制度を提案してもらいました。
訪問するまでは「中小企業経営力強化関連融資」がよいかな?と考えていたのですが、今回は、公庫の方にお勧めされた「新型コロナ関連融資」が一番マッチしそうです。訪問した甲斐がありました。
複数パターンを考えているので、第2案、第3案では別の融資制度の利用を検討することになりますが、やはり利率などの諸条件が良い「新型コロナ関連融資」が魅力的です。
この「新型コロナ関連融資」は、コロナの影響で業況が悪化している事業者の方が受けられる融資制度ですが、利率も低く据え置き期間もあり好条件な制度と感じます。売上高減少要件も5%なので、適合する事業者の方は多いのではないでしょうか。
ただし、本融資制度は2023年の3月までの制度らしいので、ご利用を検討される方は早めに公庫に相談をしたほうが良いと思います。
※各種融資制度の利用に関しては慎重に判断し、日本政策金融公庫に直接問い合わせるか、公庫のホームページ(https://www.jfc.go.jp/)で詳細をご確認ください。
※公庫では(2022年11月1日現在)訪問しての融資相談はネットからの事前予約制となっているのでご注意ください
最後に、
私が融資を受けるわけでも無いのに丁寧に制度の説明をしてくれた公庫の方に感謝を述べさせていただきたいと思います。
また、「中小企業経営力強化関連貸付」以外の制度をお勧めされる際には、私の仕事が無くなってしまうのではないかと、気にしながら話されていたよう感じました。気遣いにも感謝です! ありがとうございました。