こんにちは、14期生 増田 雅好です。
今年も4月末に中小企業白書が公表されました。
以前の私は、白書を読むというより出題されそうな箇所をチェックし、グラフや表を見ていただけの受験生でした。しかし、2014年版は、通常の約2倍程のページ数とボリュームがありましたが、諸事情から初めて隅々まで読みました。
それがきっかけとなり、中小企業白書の公表を楽しみにしています。
信用保証協会のHPによると、今年で52回目となる中小企業白書の目的は、「政府は毎年、中小企業政策審議会の意見を聞いた上で、中小企業および小規模企業の動向に関する報告を国会に提出することが義務付けられている」と書かれています。膨大な調査を基に作成されているので、中小企業の実態をつかむには本当に良い資料ですね。
今年の特筆すべき点は、「中小企業白書」の公表と同時に、小規模企業振興基本法に基づく第1回目の「小規模企業白書」が公表されていることです。
「小規模企業白書」は、製造業では従業員20人以下、非製造業は5人以下と定義される事業者で、日本に385万ある中小企業の9割を占めます。
こうした規模の小さな事業者は、これまで「中小企業」とひとくくりにされてきましたが、今回の白書では、小規模事業者が営んでいる事業やどんな人材に支えられているのか、さらには地域社会ではどのような存在であるのか多角的な分析が試みられています。
私が注目している点は、中小企業白書では、中小企業・小規模事業者が収益力を向上させる上で課題となる、「イノベーション・販路開拓」「人材の確保・育成」 一方、小規模企業白書でも小規模事業者の販路開拓のための取組を取り上げ、新しい働き方として注目されているフリーランスの実態について取り上げているとことです。
2つの白書のキーワードは、「販路開拓」。多くの企業が苦戦している中でも成功している企業についても分析しています。
明日、関東経済産業局開催の中小企業白書・小規模企業白書の説明会に参加してきます。
もし、私が販路開拓について中小企業・小規模事業者をご支援するとしたら?を念頭に置き、中小企業白書・小規模企業白書から1つでも、2つでもヒントを掴んできたいと思います。
最後までお読みだきありがとうございました。
14期生の日野卓郎です。
ブログを楽しく読ませて頂きました。
白書は私も試験対策の一環としてでしか
読んだことがありませんでした。
しかし、診断士として生きていくならば、国の施策について知るのに最も有効な資料ですよね。
私も今から読むクセをつけようかな。
1年間ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。
増田さんのように、説明会を聞きにいくという姿勢、私も見習わなければと思います。有難うございます。
1時間程度の説明会でしたが、概要が整理されており、白書伝えたいことがよくわかりました。
今期、販路コーディネーターになりましたのでこちらでも活用していきます。
1年間ありがとうございました。