皆さんこんにちは。「稼げる!プロコン育成塾」24期生の佐藤真武です。
ようやく秋かと思ったら、みるみる冬の空気感が強まってきました。駅から自宅まで続く街路樹も、色づきながら次々に落葉しています。「今年もそろそろ終わりだな」と思わせるこの季節の到来は、いい事も悪いことも振り返る私のためのスイッチの役割をしています。
2024年は、今までとは色合いが異なる一年となりました。例えばそれはあいまいさのない原色です。診断士として活動を開始してからしばしば覚えた覚醒感は、いつからかいびつになった自分の姿勢をギュッ、ギュッ、と矯正してくれたようで、それが雑味のない色のイメージになっている感じがしています。
いろいろな驚きと反省の一年でした。
まず、400人を超える診断士の方々とご挨拶させていただきました。皆さんほぼ大企業勤めで半数近くは金融機関。財務が苦手な私はかなり焦りました。そして多様性がすごい。税理士、社労士などのダブルライセンスの方が珍しくない時点で「ホエー」という感じなのですが、弁護士や薬剤師、大学教授や現役のモデル、ポケモンの会社にお勤めの方などと名刺交換するに至っては、もはや「ギョエー!」という声しか出てきませんでした。ポケモンに会社があったのか!エッジの効いたおひとりお一人の専門性が加わって、まさにダイバーシティの臨場感を日々感じることができました。診断士になっていなかったら、こんな刺激的な出会いがあったでしょうか。しかし「小さな外資系企業の現地法人に勤めてまして..」なんてのは私以外にほぼいらっしゃいません。さて、私のキャリアは独自性なのか単なるマイノリティなのか。今のところはよくわかりません。
研究会は今年の中心的な活動だったと思います。春になる頃まではほぼ毎日、「どこに入ろうかなー」と研究会のリストを眺めまわし、「がら空きの頭脳に実務のインプットを行う」ことを目標に2つの研究会に入会しました(「稼プロ!」は除きます)。前後して実務補習でお世話になった先生から、「〇〇研にも入れよ」とお声がけをいただいたので都合3つになりました。ところが所属する協会支部主催の研究会に入っておらず、「どうしてだ?」と詰め寄られた私は、さらに支部主催の3つの研究会に入会しパツンパツンとなりました。その後4つの分科会活動も始まったため、肝心の頭脳の入り口が詰まった状態となってしまいました。診断士1年目には、研究会の存在は大変な魅力です。しかし、自分の実力と物理的な時間の制約を考えず、「頑張る精神」一筋で突き進んでしまった結果を反省し、「何がしたいのか。何を得たいのか」をもう一度考え、成果の上がる研究会活動を再構築しなければと思っています。
そして、いくつか仕事をさせていただく機会を得ました。まずは「金はいいから経験させてくれ」ということで、補助金申請のボランティアから始めました。一件の申請にかかる手間の多さを知り、また正しい活用のために事業者との話し込みの大切さを知るなど一定の成果はあったと思います。
ある日、新人向けのセミナーで、「診断士に営業している人なんていない。仕事はやってくる」などとお聞きして、「ホントかなー」と思っていましたが、確率論としてホントでした。ただし、「営業する人はいない」とは提喩表現で、採用プレゼンに臨んだり履歴書を持って公的機関に挨拶に出向く人はいます。そして「仕事は受けてから考えろ」などと言われても、何事も控えめを重んじる私にはとてもできない芸当なのですが、そこを曲げてやらなければならないと痛感した出来事もありました。
受験生癖が抜けず、さらに資格試験に挑もうと勉強を続けたりもしましたが、いざ仕事をご紹介いただくとそのための準備時間の多さに狼狽し、もはや資格試験など手につかず、二兎を得ようとした自分の浅はかさを身をもって知ることにもなりました。何やってたんでしょう。私。
最後に、我が「稼プロ!」。
私はY塾長の勧めもあって、入塾前にいくつかのプロコン塾を見学してみました。自分に合うプロコン塾はどこなのか見て決めたいと思ったからです。書類で落とされたり、ただ見ただけのところもありましたが、スプリングフォーラムで額に汗しながらフライヤーを配る塾長を目の当たりにし、「稼プロ!だな。」、と心に決めたことを覚えています。
入塾後は、なんとなく受講の仕方が定まらずにいたのですが、9月の合宿の頃から「稼プロ!」の特徴が鮮やかさを増してきて、今では「稼プロ!すごいな」と思えるようになっています。1月のセミナーに初めて参加した時、「執筆?そんなの一部の優秀な人だけちゃうん?」と、いささかシニカルに構えていましたが、実際に先輩方の講義をお聞きするうちに「あとは踏み出すだけ」と気持ちの変化を自覚し、実は驚いているのです。
最近気が付いたのですが、「稼プロ!」の先輩方の講義には、それぞれのキャラクターや資料の工夫とは別に統一された品格があります。皆さん大変なご活躍ですが、ガツガツやバリバリではなく、誠実に仕事に向き合い積み重ねた時間の必然を説いていただいているような気がしているのです。そうした先輩方の品格に多少の再現性を期待して、私も後に続こうと思います。
こうして私の2024年は終わりを迎えようとしています。失敗は改善の母。今までのキャリアも研究会も、そして仕事とのかかわり方も、ぎこちなさと反省で一杯の1年でしたが、来る2025年に向けて修正し、自分の求める成果をひとつでも出したいと思っています。
「採用プレゼンに臨み」は今村さんのことです。攻める姿勢は大変勉強になりました。きっと評判の講師になれるでしょう。頑張ってください!
私にとっても、稼プロ!に入塾していなかったら今年がどんな年であったか考えられないほど、変化が多い年になりました。来年も変化を恐れず、挑戦し続けようと思います。
OBや講師の皆さんの講義からひととなりを大切にしていることを感じ取っていただき嬉しく思います。
これから佳境に入ります。引き続き頑張ってください。応援しています。
診断士コミュニティの多様性は、他の士業にはない魅力だと私も思います。刺激には事欠きませんね。
必ず何処かには刺さって、誰かのためにご活躍できると思いますので、バシッと違いが伝わる表現を見つけて、是非、教えて下さい!